〔仮説社PublicRelations〕No.72

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〔仮説社PublicRelations〕No.72
2011年1月14日
http://www.kasetu.co.jp/
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★目次★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

☆新春仮説社フェア,終了
ガリ本など入荷
☆小林眞理子『煮干しの解剖教室』が,児童福祉文化財
☆1年生と読んだ絵本たち(第11回)   扇野剛  

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2011年になりましたね。このところ寒い日が続いていますが,み
なさまお元気でしょうか。
今年も引き続きよろしくお願い致します。


☆新春仮説社フェア,終了
1月9日,「新春仮説社フェア」を行ないました。
遠くは北海道,三重といったところからもご来社いただきました。
おかげで盛況のうちに終了しました。ありがとうございます。
次回は4月に開催の予定です。

ガリ本など入荷
仮説実験授業研究会の「冬の大会」で人気のあったガリ本などが入
荷しています。
小野健司『沢柳政太郎の生涯』(税込み1200円)
竹田かずき『アマチュア研究者になっちゃった!』
 (税込み1050円)
宮地祐司『もっと〈しゅぽしゅぽ〉問題実験集』
 (税込み1575円)
さらに,『たのしい授業』2010年12月号で紹介した
「ファイアーピストン」(税込み6090円)

などが入荷しています。ご連絡いただければお送りすることもでき
ます。
また,本日発売の板倉聖宣『ぼくらはガリレオ』(岩波現代文庫
も置いてあります。
ご来社いただければ,実物を見ていただけます。お早めに。

☆小林眞理子『煮干しの解剖教室』が,
厚生労働省社会保障審議会推薦 児童福祉文化財
に選ばれました。


☆1年生と読んだ絵本たち(第11回)   扇野剛  
小学1年生と読んだ絵本を少しずつ紹介していきます。

● エイプリル・P・セイヤー,ジェフ・セイヤー:作,ランディ・
セシル:絵,久山 太市:訳
『いちは かたつむり,じゅうは かに』(評論社,2004年)
1はかたつむり,2はにんげん……と足の数がどんどんでてきま
す。まさに《足はなんぼん?》の世界。少しかけ算も出てくるけど
きっと感覚で子どもたちはわかっちゃうでしょう。賢いから彼等は
(笑)。

子どもたちは次々に予想しながら楽しんでいました。そして最後の
100のページは本当にかたつむりが100ぴきいるかどうか,み
んなで休み時間に数えていました。とっても健気(笑)。

●みやにし たつや:作・絵
『かぶと三十郎──きみのために生きるの巻』
 (教育画劇,2008年)
しまのかっぱに三度笠,カブトムシのさむらいがやってきた。そし
て,いろんな虫たちが巻き起こす騒動を,次々に解決。おじいちゃ
んおばあちゃんも好きな感じです。宮西さんの作品は,あまりにも
綺麗で道徳的すぎるけど,それほど嫌にならないのは,イラストと
ストーリーが優れているからかな〜。もっとめちゃくちゃな作品に
チャレンジしてほしいなぁ。

少し長い話だけど,子どもたちは先行きを楽しみしながら,聞いて
いました。後ろの子が身を乗り出して見ているのが,なんだか嬉し
かった。こういうはらはらドキドキものは,先がきっと気になるの
でしょうね。大人にしてみれば単純な話だけど,子どもたちにとっ
ては感性が揺さぶられる。いいですね。


土方久功:作・絵
『ゆかいなさんぽ』(福音館書店,絶版)
モノクロで描かれた,なんともいえない雰囲気の一冊。
いろんな動物がでてきて,その度に怪しげな擬音がでてきて,「ぶ
たぶた」「がおがお」などはともかく,「つぴつぴ」「ちぺちぺ」
となると,やや理解困難です。でも,きっと子どもたちはさわやか
に受け入れて読んでくれることでしょう。たまにはこういうレト
ロっぽい本もいいもんです。

感性で受け止める子どもたちですから,やっぱり喜びました。レト
ロとか,モノクロとかは関係なく,素直な心で……。なんかこんな
絵本が絶版って言うのが,ちょっぴり寂しいですね。〔2月2日に
再版が出るそうです〕<><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><>><><><>