〔仮説社PublicRelations〕No.173

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〔仮説社PublicRelations〕No.173
2014年12月19日
http://www.kasetu.co.jp/
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★目次★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

『たのしい授業』12月号の反響
 「編集委員のおたより」を中心に1

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


 12月号についての「おたより」です。今回は,16人分で,かな
り長文です。
 なお,「おたより」は原則として原文のままです。表記などは統
一していません。


◇◇◇ 2014年12月号(429号)紙芝居のススメ ◇◇◇

●高野 圭(北海道・高校理)
◇さきほど,ポストに「たのしい授業12月号」が届いておりまし
た。編集委員としての感想は,じっくり読んでから書きたいと思う
のですが,とり急ぎ「高校生の勉強観」(板倉聖宣)という記事が
とてもよかったです。タイトルに惹かれてすぐ読みました。
 とても良かったです。居ても立ってもいられなくなり,取り急ぎ
連絡したくてメールしました。
 自分も,北海道の高校でいえば,大きく分けると底辺高校群に当
たると思います。紹介されたような高校の雰囲気ではない(トラン
プなどはしない)ので授業はしやすいのですが,黒板をうつすこと
や,にぎやかな生徒を気にかけていること,一つ一つの文章に,共
感したり,考えさせられたり,自分の事かと胸を痛めたり,これか
らの授業の指針になったり……。
 これからフツーの授業と仮説実験授業をしていくに当たり,折に
触れて読み返したい文章です。
*第2信
 まだじっくり読めていないからかもしれませんが,今月号では気
になったのは下記2点です。
 先日メールした通り,板倉先生の「高校生の勉強観」がとても良
かったです。何度も読みました。

◆いい図工教材って?(千葉 真)
 図工を今後も教えない高校理科教師が読んでも,いろいろと参考
になるところがありました。
 参考になった部分は,図工教材で大切な事をまとめている部分
や,図工作品の美の範疇の話。
 ものづくりや生徒実験を考える上で参考になる気がします。
 また,自分も「高校生だから差し引いて」「底辺校だから差し引
いて」見てしまっている瞬間があると思いました。差し引かずに見
るための,教材の魅力,教材の提出の仕方を,自分自身,もっとこ
だわっていきたいと思いました。
 また,「上手・下手の差が目立たない教材」を同僚が紹介する
シーンは,「うわべの消極的な意見」という千葉さんのような視点
もあるのかもしれませんが,下手な子本人や,その保護者が傷つか
ないという意味では,大事な考えだし,教師以外の目線も配慮して
いる事を考えると私自身はそんなに否定的な意見にはなれませんで
した。
 そういった教材も,何も配慮されていない教材に比べたら魅力的
なのかもしれないけれど,そんなレベルを超越?した,「器用な子
も不器用な子も活躍できる」という<木彫木箱>のような教材が,
中々出会わない,貴重で魅力的な教材なんだろうなと思います。
 私は<木彫木箱>のプランの中身を知りませんが,千葉さんの記
事を読む限り,子どもが歓迎する教材であるのと同時に,「小学校
教員にとっても誰もが歓迎する教材」なのではないかなぁ?と思う
のですがどうなのでしょうか。

◆高校生の勉強観(板倉先生)
 今月号ではバツグンで一番の記事です。トランプを行うのが半数
ぐらいとすると,ボクだったらその子達を多数派と考えて,どうに
かしてこの子たちがのってくれれば…と考えてしまうと思います。
けれども,その方針だと,授業に乗ろうとしてくれている生徒を犠
牲にしているのだなぁ…。
 <勉強は黒板を写すことだ,という勉強観>は小中学の教師に限
らず,高校教師だってその勉強観を押しつけている気がします。
 ノートをしっかり取っている姿を見て,こちらも「まじめにやっ
ているな」と判断してしまっている自分がいて,ドキっとしまし
た。判断基準はそこじゃないだろう…と。
 また,反省点として,「板書をさせる」のではなくて,「授業運
営法に従って忠実にやる」という事が書かれていますが,もっと具
体的に話を聞きたいです。もう一度板倉先生が授業を行うとした
ら,どのように行うのかな。
 また,板倉先生の「勉強をあきらめたかに見える高校生に関心を
深め…」いう文があるので,高校生や勉強をあきらめたかに見える
子ども達などに特化して,文や講演記録が残っていないのかなぁ?
と期待しちゃいます。もし残っているなら教えてほしいです。
 勉強がニガテと公言している高校生たちと向き合っている高校教
師のボクにとって,とても刺激的で興味を持った,バツグンの記事
でした。一気に読んで,その後も何度も読みました。

●片山 徹(高校,理科生物)
 12月号たのしく拝読いたしました。
◆一番は「発明発見紙芝居」(小出)です。何とか科学史の話を伝
えたいといつも思っている私としては,大変刺激的な内容でした。
絵やイラストが描けたら,私も挑戦するのですが……。
◇「高校生にも紙芝居」(難波)は,値段によりますが,入手して
自分の生徒に試してみたいです。
◇「もし地球が止まったら」(福井)は,計算の根拠が良く分かり
ませんが,そんなことが起こるとは,という驚きはあります。
◇「料理から」(黒田)は,退職後は料理を少しは勉強しようと
思っているので,参考になりました。ただ,お金が無いので,お金
のかからない料理(1日ん百円)でないと,チャレンジできません
ね。
◇「木彫」(千葉),◇「切り紙」(中西)は,担任できない私に
は縁がないですが,内容的にはたのしさが伝わり,かつ教材として
の大切なポイントは分かります。
◇「高校生の勉強観」(板倉)は,ポイントが今ひとつわからない
のですが,トランプをしている生徒を,救いたいわけではないとい
うのは,同感です。
◇「砂糖」(斉藤),◇「椅子取り」(原)は,やってみたいと思
いました。
◇「教え子からの」(荒居)は,すごいの一言です。こんな教え子
を持ちたかった。NIHは,国立衛生研究所などという訳もある
が,日本で言えば東大を10個ぐらい集めたような,世界最高峰の
研究所ですから……。
◇「席替えの配慮」(小川)は,私は一度くじを引かせたら,それ
に細工することは出来ません。生徒の前で冷静におれないので。ど
うもその辺,押しが弱いです。配慮すべきことは,よく分かります
が。結局高校では,出席簿順で粘るだけ粘って,後は単純くじ引
き,うるさくなったら元に戻す,うるさいやつだけ,指名で動か
す,視力関係の子は希望で動かすぐらいです。
◆「笑顔をもらった」(河野)は,とてもいい記事で,これもうら
やましい限りです。そんな教え子はいないので。ただ,愛ちゃんが
先生を辞めてしまったのは,本当に残念です。また,結婚して子ど
もを持ってから,違う見方が出来るようになった時に,もう一度
チャレンジしてくれないかなとも思います。
◆「風車」(阿部)は,風車ってそんな役目もしていたんだと,目
からうろこでした。
 体調が最低で,もう限界かなと思いつつ,教師を続けています
が,何とか,ほぼ全ての記事を読むことが出来ました。久しぶりで
す。

●小田富生(和歌山,無職)
◆口絵写真の三角フラスコらしきものが,綾鷹十六茶になってい
るのには驚きました。本文(小池)を見てみると,さらに驚き。一
度ペットボトルからはがしたものを再度,熱で縮めているとは…。
 ずうーと,ずうーと昔,私がまだ小学生だった頃,ですから半世
紀ほど前。物干しざおが今のようなステンレスなどではありません
でした。そうです,竹竿です。その竹竿を今の傘袋のような(もっ
と長い)水色の袋に差し込んでいきます。袋の中に竹が全部入った
ところで,上から熱湯をかけます。そうするとその袋が縮んで竹竿
にピチッとくっつきます。きれいな水色の竹の物干しざおの完成で
す。シュリンクラベルは,それと同じなんだなと昔のことを思い出
しました。
 そこで,今でもそういうものがあるのだろうかとネットで検索し
てみると,「熱収縮チューブ」としていろんな商品が発売されてい
ました。さすがに竹竿を物干しざおにするというような商品説明に
はなっていませんが,物干しざおの補修用として売られていまし
た。そうですね,物干しざおも汚れてきたりすると買い替えます
が,もう一度これで表面をカバーしてやると新品になりますね。
◆『しあわせの書』(佐竹)も興味がわきました。「トリックのタ
ネは,買わなければわからない。」ところが興味をそそります。早
速,アマゾンに注文しました。すごい本ですね。ただ,実演の方法
が少しわかりにくくて残念です。
◆「はみだしたの」をスミからスミまで読んでいるわけではないの
ですが,「松茸と近江牛の食べ放題」(南元)を読みました。倉庫
でゴザ敷きとは,中身で勝負ですね。滋賀県なら来年行きたいで
す。

●日吉資子(佐賀,小学校講師)
  12月号のマイベスト5の感想です。
◆「高校生の勉強観」板倉聖宣さん
…一番に読みました。この学校の先生(担任)もスゴイな〜。クラ
スを公開した上に板倉先生に講演と授業をお願いしたなんて!とっ
ても貴重な記録の一つになったと思います。
 視聴率がゼロとも見える中では,ともすれば声の大きい目立つお
子さんを何とかしようと思ってしまったり,それが無理な場合で
も,教師の目にそこだけがクローズアップされて,自分を責めてし
まったりすることはあると思います。
 こんなとき教師の「目標を低くする」という話は,聞いたことが
ありますが,たのしい授業をしたいと願う教師のスタンスをいくつ
か具体的に示唆されていて,とてもイイなと思いました。
◆「席替えにおける〈政治的配慮〉」小川 洋さん
…新採の頃,係活動がしやすいと思い,係ごとにまとまって席を決
めていたときがありました。
(班の中ではいつでも席替え自由に)学期ごとに,係は変わるので
いいかと思ったら大間違い。
気づいたときには,1年間隣の席が同じ友達だった…お子さんがい
ました(気づくの遅いな〜)。
小川さんが紹介された席替えの方法は,小原茂巳さんの講座を受け
た時にも教えていただいて同じようにやっていました。以前は,視
力が低いお子さんや,「いつも後ろばかりでたまには前になりた
い」など,前の席を希望するお子さんには,あらかじめ前から2列
までのくじを分けておいてそこから引いてもらうようにしていまし
た。政治的配慮が必要ないときは,その場でくじの結果を公開し
て,すぐに席替え。でも,最近は政治的配慮が必要なことが多かっ
たです。小原さんから教えてもらったフレーズは「席替えは,よく
知らない友達とも知り合うチャンス!」。これは,いい言葉だな〜
といつも話していたことを思いだしました。
「たかが席替え,されど席替え」。席替えのやり方によって,その
後の影響なども具体的に紹介されていてわかりやすく,新人の先生
にもすぐに活用してもらえそうですね。
◆「世界の広げ方」原優里乃さん
…「世界が広がったような気がしてうれしかった」という言葉はシ
ンプルだけど,大地くんが味わったとても深い感動が伝わってくる
ようでした。ほんの小さな出来事が〜!,目の前の道をパッと明る
く照らしてくれたような・・。そんなお手紙を最後にもらえたなん
てよかったですね!
◆「砂糖を熱すると」斉藤裕子さん
…身近なもので簡単にできるのがいいですね。実験道具の選択肢が
増えました。小学校では,アルコールランプからカセットガスに
徐々にかわっているというお話を聞いたのですが,アロマ用の丸い
ろうそくとか,一人鍋に使う固形燃料でもできるかな。(これは消
すのが大変かな〜)
◆「笑顔と元気をもらった同窓会」河野早苗さん
…「大丈夫,人生何とかなるよ!と話せる先生でいたい」と河野さ
ん。大人になった子どもたちと授業の思い出や,近況を楽しく語り
合えるなんて幸せな教師ですね! 教え子さんたちと話している河
野さんの笑顔が目に浮かびました。
◇ 他にも「わるい子になりた〜い」宮地仁美さん…ほのぼのとし
ていてよかったです。
 ときに学校という場所では,息つく間もないような瞬間の積み重
ねに疲れることがあります。そんななかでのうれしい感想だった
り,こちらを見つめるまっすぐなまなざしに気づいたり……。
◇荒居浩明さんの「教え子からのうれしい便り」も,たのしい授業
を選んで実践し続けてきたからこそ味わえるひと時なのかもしれま
せん。

●中西 康(三重,小学校専科)
◆千葉「いい図工教材って?」
 すばらしい記事でした。
 仮説実験授業をやったことのない千葉さん。また黒田さんとは
(尼崎の講座以前には)面識のない千葉さん。そういう千葉さんの
記事だから,信用できます。
 加えて,60ぺにある,〈「図工教材で大切だ」と千葉さんが見
つけた3つのこと〉は,黒田さんが自分の手掛ける授業書が,それ
を具現化しようとしてきたものと一致します。
 つまり,授業書を通して,黒田さんの思いが千葉さんにきちんと
伝わっている。−−そのことが,ボクの心を揺さぶりました。
◆黒田「料理から見える模倣と創造」
 授業書作成者の黒田さんが授業書のことを語るのはもちろん意味
のあることですが,信用度を高めていく段階においては,千葉さん
のような方の文章がいくつか社会化されることが必要なのでしょう
ね。ひるがえって,黒田さんはこういう,一見,美術の授業とは違
う方面からアプローチする。そういう,いわば戦略によって,幅広
い読者に,「徹底的な模倣によって創造が生まれる」という「模倣
と創造」についての認識を普及させるのがいいのだろう,と考えま
した。
 あとそれから,黒田さんのカレーとチャーハンがおいしそう。匂
いたつ文章に食欲をそそられました。今度は文章論の上達論=模倣
論はいかがでしょうか。
◆板倉「高校生の勉強観」
 黒板を写すのが勉強! その勉強観を植え付けるのに自分も貢献
しているかもしれないなあ。仮説の無い(あるいはできない)授業
では,自分もかなりやっているかも……。
◆淀井「“先生”になっちゃった」
 仮説の人って自称「落ちこぼれ」という人が多いけれども,一方
で,その同じ人が,じつは大変な勉強家だったりします。淀井さん
も,教育書をたくさん読んだ過去をお持ちなのですね。
 そんな勉強家ゆえの,教育書を読んで自尊心がズタズタになる経
験が,板倉先生に巡り合う以前にあったわけですね。次号を楽しみ
にしています。
◆小川「席替えにおける〈政治的配慮〉」
 山路さんの先行研究が記事になっていますね。あの山路さんの記
事を読んだときは,その配慮になるほどと膝を打ちました。『たの
授』読者のなかには異論があるかもしれませんが,ボクはこの〈配
慮ありのくじ引き方式〉を支持します。

●山田晃靖(福井,小,ふれあい)
 〈アリがタイなら倉庫〉を読んでいて,ここ若狭のことが出てい
るので興味がさらにわきました。大矢真一さんという方をはじめて
知りました。その方の田舎が,ここ若狭の国とは。確かにこの地は
お寺がかなり多いです。お寺立の学校があったとは,驚きました。
この地の人は,お寺立の学校の存在については,もう知らないので
はないかと思います。お坊さんは知っているかもしれませんが。機
会があったら高齢のお坊さんに聞いてみようかなと思います。
◆1.席替えにおける〈政治的配慮〉
 新採用のころ,席替えには少し悩みました。子どもたちは,日常
に飽きてくると「席替えはしないんですか。」「今回は自由にさせ
て。」とか「好きな者どうし。」などと言います。
 先輩は「視力に配慮してるか。」,「班長が自分の班に入ってほ
しい人を選んでいくという方法もあるよ。」とアドバイスしてくれ
ます。何度やっても,工夫はしたつもりでも,席替えは難しいもの
だと思いました。それは授業の進行に大いに影響したからです。子
どもの意見を大切にといっても発言の大きい一部の子どもの意見に
左右されて席替えをすると,最初の日だけは満足そうにしています
が,その後騒がしくなります。結局,担任である自分が席を指定す
るか,班単位で移動していくかの方法をとっていました。
 席替えは,やはり担任が考えて決断するものです。いろいろな方
法から選ぶことは勿論,〈政治的配慮〉ができるのは担任だけだか
らです。政治的配慮を決断することです。
 〈政治的配慮〉という言葉には,何だかいやらしい感じを持ちま
すが,必ずしもそうではないと思います。中学校公民教科書(東
書)よると,「政治とは,対立や争いを解決するために,ルールを
定め解決に導くこと」と書いてあります。こう考えると子どもも先
生も気持ちよく授業ができるためには,政治的配慮は当然必要なこ
とではないでしょうか。こういうことを政治的配慮という言葉で明
確にしたのは,たの授学派だけでは?
 席替えというテーマだけで,大学の教育学の授業が成り立ちます。
◆2.高校生の勉強観
 若いころの板倉先生の〈勉強とは黒板を写すことという勉強観〉
の指摘,やはりズキンときますね。それは一応勉強している気分に
浸れるからだと思います。しかし,仮説実験授業は,勉強する楽し
さ,自分の中にある賢さを発見,他人の中にある賢さを発見し,自
分も賢くなってくることを経験できる新しい勉強観を確立できたと
思います。
 「全然授業に乗らない生徒への対策は当面あきらめ,授業に乗ろ
うとする生徒が明るくなるようにしたい」という発想の転換も〈時
には〉必要ですね。〈時には〉といわずに,常にその発想で実践し
てみると道が開けそうな気もします。
◆3.笑顔と元気をもらった同窓会
 仮説実験授業は科学の授業ですが,その中で行われる人と人との
コミュニケーションなどから,楽しく生きる,人の笑顔を見つけた
いなどの生き方にまで影響を及ぼします。
 仮説実験以外の授業でもそういうことはありますが,仮説実験授
業の場合はそれが多いように思います。大人になった生徒さんたち
が,生きる楽しさを見出してくれたとしたらとてもうれしいです
ね。
◆4.「発明発見紙芝居」開発物語
 パワーポイント全盛ですが,紙芝居にはこんなに味わいと影響力
があるのかと改めて実感しました。人と人との直接のコミュニケー
ションがあるからですかね。
 紙芝居の意義や技術についても述べてあり,授業に使う有効性が
わかります。紙画面ではなく紙芝居,つまり演劇なんだ。科学劇に
通じるのかもしれません。
 リストを見て,これだけたくさん作成されているとは驚きまし
た。今後の広く活用されるとよいですね。
◆5.世界の広げ方
 新いす取りゲーム,固定観念から少しはみ出して考えると,うー
む,確かに大地くんの書いたように,世界が広がります。けたちが
いの授業とは,うまい表現。授業でもゲームでも世界が広がる体験
ができた子どもたち,世界が広がったと気づいたことがすばらしい
と思います。
◆6.いい図工教材って!
 図工の授業においても,生徒は,生徒自身にとって魅力的な教材
を求めていることがよく分かる記録でした。
 図工においても,子どもたちが,それ(教材,授業時間)を楽し
みにできないと授業としては十分ではないのだろうということを考
えさえられました。
 次号も楽しみです。

●長澤弘明(神奈川・児童民生委員)
◆席替えにおける〈政治的配慮〉小川洋
 席替えに関する小川さんの考えに同感です。子どもたちからは
「好きな子同士がいい」という声があがります。「静かにするから
好きな同士でやらせて」の声に引きずられて自由席にしたこともあ
りますが,うまくいきませんでした。私も小川さんのような「クジ
ビキ」がほとんどになりました。教師もクジをつくるだけで,楽で
す。
◆金紙問題,丸山さん
 金紙だけでなく,100円ショップで買い求めたキラキラ光る折り
紙は,青,赤,緑,紫など,電気を通しました。紫のキラキラする
アラザンは,電気を通しませんでした。,鉛筆の芯でも,シャープ
ペンでも,私はつかないものに出会ったことがないです。

●須崎正美(埼玉,定時制高・理,講師)
◆小出雅之さんの「〈発明発見紙芝居〉開発物語」
 小出さんの「発明発見紙芝居」は,いくつか持っていますが,こ
んなにたくさん,作られているとは思いませんでした。この開発物
語を読んで,その目的と経緯がよく分かりました。これからもステ
キな「紙芝居」を開発してください。
板倉聖宣さんの「高校生の勉強観」
 この話は20年前に聞いたことがありますが,自らの失敗から多
くのことを学んだことはとてもスバラシイです。特に,「〈勉強と
は黒板を写すこと〉という勉強観の発見」は,教師にとって根源的
な問題です。元中学校の教師だった私も,とても考えさせられまし
た。しかし,この話の中で,子どもに聞く(感想文を書いてもら
う)ということについて触れていなかったことがちょっと残念で
す。
◆阿部徳昭さんの「風車の台数と産業革命
 産業革命の時に,風車がこんなに多く作られていたとは驚きで
す。産業革命蒸気機関だと思っていましたから。時代の変わり目
には,今まで使われた動力が最高潮になるのですね。そういえば,
以前,板倉聖宣さんから,日本の水車の台数が一番多かったのは,
江戸時代ではなく,大正時代(日本の産業革命期)だと聞いたこと
があります。やはり,クラフの威力ってスゴイです。

●西村尚子(山口,会社員)
◆笑顔と元気をもらった同窓会
 1〜2年生の時に担任をし,今や22才の若者となった教え子た
ちとの同窓会。読んでいると,なにか両方の時間をリンクしながら
それぞれの子ども達が,それぞれにいろいろな思い出を胸に大人へ
と成長していった姿が目に見えてくるようで,ほほえましく感じま
した。
 同じクラスで学び,その後それぞれの道を歩んでいく若者たち。
それにしても,小学1〜2年の時の授業をこれだけ覚えている事に
もびっくりです。
 わたしは,小学低学年時の授業なんて思い出せません。
 22才となった教え子たちが,けっして平坦ではないけれど,そ
れぞれの人生を選択して,いろいろあがきながらも進んでいこうと
していました。そしてそれを見守っている河野さんの姿がとてもあ
たたかく感じられました。
◆料理から見える模倣と創造
 黒田さんのカレー。とてもおいしそうです。本格的なカレーを
作ってみたくなりました。料理はレシピ通りに作る事を越えたら,
いろいろと独創的にアレンジも楽しめるもの。(失敗もあるけれ
ど)
 まさに,小さな模倣・工夫・創造の世界なんですね。
◆「発明発見紙芝居」開発物語
 なにより,小出さん自身が紙芝居つくりをとても楽しんでいる事
が印象的でした。
 やっぱり,みんなに評価されてても開発者自身が楽しめないと,
ここまでの仕事はできませんよね。
 楽しんでつくって,みんなに喜んでもらえる。そしていろいろな
アドバイスも受けながら,どんどん進化していく。たのしさの輪は
相乗効果を産みますね。たのしさの良い循環です。イラストもとて
もかわいい。ビジュアル的に訴えるのは記憶に残ります。
◆高校生の勉強観
 板倉先生の授業する姿が垣間見えるめずらしい文章でした。しか
も,底辺高校での授業です。板倉先生が言われている失敗の授業で
すが,でも,すごいと思ったのは,トランプをしている生徒たちに
対してではなく,「一応授業に載ろうとしている生徒が明るくなる
ようにしたい」という点です。そこに,突破口があるようにかんじ
ます。「仮説実験授業は,やはりどこのどんな生徒にも有効であ
る」
 「仮説実験授業は,その授業運営にしたがって行うことの重要
性」
 それを,板倉先生自ら確認されたことがステキでした。

●長崎平和(東京・塾講師)
 ついこないだ,7年前に中3だった子たちと7年ぶりに会って日本
酒を飲みました。この商売をやってて1番よかったなって思うのは
昔担当した生徒さんたちとお酒を飲みに行った時と言っても過言で
はありません。そのためにこの商売やってます。ってそれはやはり
過言です。でも嬉しいもんです。
 この子たちは「今でもジョンにもらった赤パンツ持ってる」と
か,「あの頃が1番勉強がたのしかった」とその日言ってました。
おや。よく『たの授』に出てくるエピソードと一緒じゃないです
か。あんなのは学校でのエピソードだろうと思ってましたが,週に
2〜3回,しかも2時間程度しか付き合いがない塾って場でも,同じ
ようなエピソードは生まれるのだなって思いました。なんてこと
を,◆荒居さんと◆河野さんの記事を読んで思いました。
 ぼくが塾でやった《もしも原子が見えたなら》と《落下運動の世
界》に影響されて,もともと文系に進もうと思っていた中3の女の
子が今は物理の大学院に行っています。そういうのを久しぶりに知
ると「すげェな仮説実験授業」と思います。でもそんなのは稀なこ
とです。塾なんて,志望校に合格させてなんぼな職場ですから。そ
れでもそんな中からそんな人が稀に出てくることがなんだか嬉しい
です。
 あと,衝撃だったのが◆板倉さんの「高校生の勉強観」です。
「勉強とは黒板の字を写すことだ」というのは経験的に「そうだろ
うな」と思ってたので,今回明言されてホッとしました。
 塾では「キレイなノートを作成する」=「成績がよくなる」とい
う迷信が迷信ではなく真実としてはびこっている感じがします。だ
からノートを使わない仮説実験授業などはダメなのです。きっと
ノートをとらないことで保護者の方々も安心できないんじゃないの
かなあと思います。塾は保護者が絶対です。いくら生徒さんが「塾
行くのたのしい」と言っても成績にそれが表れなければ転塾させら
れます。塩梅が難しいところです。

●肥沼孝治(埼玉・中学校,社)
 12月号で特に良かったのは,次の3点です。
◆1(小出さん)「発明発見紙芝居」開発物語
 「楽ちんカレンダー」の人と思っていた小出さんは,もう1つの
顔=「発明発見紙芝居」の人でもあったのですね。これまでにもか
なりの量の「紙芝居」が開発されているようなので,これから入手
して授業に活用したいです。
◆2(板倉さん)高校生の勉強観
 板倉さんが高校で授業をしたことがあると聞いたことがありまし
たが,これがそうだったのでしょうか。私は中学なので,また感じ
が違いますが,「授業書のない世界」はいろいろと大変です。
◆3(河野さん)笑顔と元気をもらった同窓会
 先生の方から企画した同窓会。その結果,河野さん自身が元気を
もらえるという素晴らしい結果に。私もかつての教え子に会い,居
酒屋で昔話をする年齢になりました。彼は40代半ばで,私は50代
半ばです。かつては,15歳と25歳だったのに,もう30年経ってし
まったということです。

●荒居浩明(神奈川・小学校)
◆小川 洋さんの「席替えにおける〈政治的配慮〉」は,すごい。
 何がすごいかというと,多くの人が悩んでいる「席替え」という
のはいろいろな方法が言われているけれど,小川さんのやり方は哲
学があるなぁと思うからです。読むものを「へーっ」と思わせてく
れるのがすごい!
 私は,マッキーノで使うなみだくじで行ない,その場で修正も行
なっていて問題はありませんでしたが,算数少人数のときは,一切
を自分で決めていました。自由なんてことはありません。それでも
友人関係などを気にしていました。公にこのようなことを教えてく
れる小川さんの記事はすごい!
◆板倉先生の「高校生の勉強観」と,◆平賀幸光さんの「どちらも
明るくできる道」が,とてもよかったです。
 底辺校?での板倉先生の授業でわかった「板書を写す勉強観」
は,小学校でも感じられることです。おそらく中学校以前に,小学
校でも教えられているのだと思います。「板書は大事」と若いころ
から何度も言われてきましたから。何か違いますね。仮説実験授業
をそのままやらなかったことに問題があると自分で気がつく板倉先
生の言葉が印象的。平賀さんが,〈授業に乗らない生徒,ときに授
業を妨害する生徒〉のどちらも乗せることができるだろうという考
え,とても明るいです。そしてかなり真実に近いものがあります。
最近はそれとは別の生徒もいるようで,これからの研究がたのしみ
でもあります。
 親ばかならぬ自分ばかで申し訳ないですが,私,◆荒居浩明の
「教え子からのうれしい便り」は,とってもよかったです。とりあ
げていただき感謝です。ここ1年で最もうれしかった出来事の一つ
でもあるからです。私は,この自分の記事を毎日読んでいます。そ
して自分に元気を与えています。FBの友人も「読みました。元気
がでます」と言って下さいました。教え子がたのしく研究を続けて
いるという姿が本当にうれしいです。たのしい人生を,仮説実験授
業やたのしい授業から見出してもらえたのは,必然だと思います
が,本当にうれしい限りです。
◆淀井さんの「思えば遠くへ来たもんだ」。とてもよかったです。
たのしみの一つになりました。私もたくさんの教育書を読んでは影
響を受けて,その中で選んだ雑誌『たのしい授業』は本当に正解で
した。淀井さんの新しいカードゲームも購入しました。これからの
お話,とてもたのしみです。
◆小出雅之さんの“「発明発見紙芝居」開発物語”は,夏の大会のと
きに生物分科会で少し聞くことができました。これほどたくさん
作っていられるとは思いませんでした。難しく思われる科学読み物
もこれなら,少し年齢を下げても紹介できるなあと思います。長す
ぎるものは,紙芝居でもやはり長いと感じるので,日を改めるしか
ないかなとも思いました。
◆阿部徳昭さんの「風車の台数と産業革命
 これは驚きでした。よく調べたものだと感心しました。
◇福井勝正さんの「もし地球が止まったら,どうなるか?」
◇難波二郎さんの「高校生にも紙芝居は人気です」
◇斉藤裕子さんの「砂糖を熱すると」
◇中西康さんの「切り紙模様の王冠」も,それぞれたのしく読ませ
ていただきました。

●小野健司(徳島,大学)
板倉聖宣「高校生の勉強観」
⇒「〈授業に乗らないでトランプをしている生徒〉の方が,〈授業
に乗ろうとする生徒〉よりも明るい」という指摘にハッとしまし
た。そうか!〈乗らない生徒〉をできるだけ減らそうとすると,結
果的に〈苦しいことに耐えようとする子ども〉を今まで以上に増や
すことになってしまうこともあるのか。
 少なくとも「黒板を必死に写している子どもがたくさんいる授業
がいい」と思うようにだけはなりたくないものだ。
◆黒田康夫「料理から見える模倣と創造」
⇒こうした話は,ともすると「料理すること自慢」になってしまう
恐れがあるように思います。でも,ちっとも嫌味でない。じつに爽
やか。そのおかげで「創造」の本質について,とてもわかりやすく
書かれているようにも感じました。
 「包丁人味平」か!なつかしい。あのカレー対決の結末は,なか
なかエグかった……。
◆千葉真「いい図工教材って?」
⇒「自分で工夫してね」「自分で考えてね」という教師の言葉は,
子どもを虐めるものでしかない。図画工作が大嫌いだった私には,
そのことがよ〜くわかります。だって「どうしたらいいのかわから
ない」から質問しているのに。
 黒田さんの授業プランもそうだけど,仮説実験授業をはじめとす
る〈たのしい授業〉に出合った教師は,これまでたーくさんいるの
に。どうして千葉さんのように考えて,〈たのしい授業〉を選択で
きないのかな?ホント不思議。
◆阿部徳昭「風車の台数と産業革命
⇒ボクは,阿部さんと同い年。そこで〈産業革命蒸気機関〉につ
いても,同じようなイメージをもっていました。〈蒸気機関〉は,
1800年代中ごろから爆発的に普及した,ということにビックリ!
さらに,それいぜんは,なんと〈風車〉が主な動力機関だったなん
て,もっとビックリ!!
◆淀井泉「思えば遠くへ来たもんだ」
⇒初回からず〜〜っと,たのしく読んでいます。「ちっとも〈先
生〉らしくない」ところが,好きです。

●鮫島麻美(鹿児島・中学校理科)
 しっかり読んで,5つ選びました。
◆ウサギとクマのオーナメント(小川さん・小笠原さん)
 かわいいです!顔を立体的にするのがいいなと思いました。
◆もし地球が止まったら,どうなるか?(福井さん)
 衝撃的でした。自転が止まっただけで,地球を蒸発させてしまう
なんて……。難しいことはわからないけれど,<力×時間>と少し似
てる?太陽からの熱は同じだけど,時間をかけると熱量の式になっ
てきますね。<熱×時間>?
◆料理から見える模倣と創造(黒田さん)
 まるで小説みたいな文章で読むのが楽しかったです。黒田さんの
文章を読んで,栗原はるみさんのカレーを模倣したい!と思いまし
た。
 また,「弟子が描いた部分が親方の描いたものと見分けられるよ
うではいけません。」という文章に驚きました。模倣ってそこまで
つきつめるんだなと思いました。その模倣があってこそ,その先に
創造があるんですね。
◆高校生の勉強観(板倉さん)
 資料の中で授業妨害したり,「全然授業にのらない生徒を救う,
救いたい」「一応授業に載ろうとする生徒は,ひとまず放ってお
く」という方針は自分を含めて「そうかもしれない」と思いまし
た。授業中,違うことをしている子がいたら,まずその子をどうに
かしようと考えて,その子の対応を優先しようと考えてしまってい
ました。でも,「授業に乗ろうとする生徒が明るくなるようにした
い」という発想は妙に納得しました。
 本来はそうであってほしいし,そうでありたいと思いました。
◆笑顔と元気をもらった同窓会(河野さん)
 自分の同窓会で先生と授業が楽しかったよねという話をした覚え
はないなと思いました。きっと河野さんがそれまで楽しい授業をた
くさん子どもたちと楽しんできたからだろうなと思いました。わた
しもいつか教え子の同窓会に行って,そんな風な話ができたら幸せ
だなーと思いました。読んでいて,明るい気分になれました。

橋本五郎(福島・元鍼灸師
◆「高校生の勉強観」のなかで,勉強とは黒板を写すことであり,
黒板を写して,初めて勉強していると実感できる。そういう高校生
のことか書かれています。仮説実験授業を知らなければ,そのこと
を当然視し,疑うこともないような気がします。きれいに書かれた
ノートを見れば、勉強した実感に満足したり,教科書の要点を覚え
易くなると思うからです。
 それよりも,追記の中で,〈私の失敗は、「授業は素人」である
ことを忘れ,「仮説実験授業をきちんとやらなかった」ことです〉
と反省しているところが印象的でした。そういう意味でも、この授
業記録は貴重な記録だと思いました。
◆「料理から見える模倣と創造」を読んで深く反省し,「先ずはと
ことんレシビを模倣してみたい」と思うようになりました。
 実は、毎日料理は作っていますが,ほとんど自己流で,レシピの
通りに作ったことがあまりありません。レシピの本を読んでも、参
考にするだけで自分流にアレンジして,といえば格好良いのですか
が、要はレシピを無視して勝手に作ってきただけなのです。
 しかし,レシビを模倣して作ったカレーを食べた息子さんが「一
口ほおばっただけであまりの美味しさに驚きの表情を浮かべてい
る」。とか「このうまさを言葉で表現するのはむずかしい」という
感想を知って、レシピを模倣することの重要性を悟った次第です。
 つまり,今まではそこそこ美味しく食べれることで満足していま
したが、レシピを中実に再現できれば,別次元の美味しさを作り出
せること,そのことで食べてくれる妻に心から喜んでもらえそうだ
ということが分かったのす。
 授業書に従ってやる仮説実験授業の素晴らしさを知っていながら
授業書に相当するレシピを無視してきたわけです,そんな自分の傲
慢さに気付かされたと言っても良いのかもしれません。
◆〈「発明発見紙芝居」開発物語〉を読むまで,このような紙芝居
があることを知りませんでしたが,日本の伝統的なものを活用した
着眼点はすばらしいと思いました。実際に「すっとびボールの発明
物語」を読んでみましたが,その内容がスンナリと入ってきて作品
の完成度の高さに驚きました。多くの支持者に支えられて開発され
てきた過程もよかったです。

●小谷内寿信(富山・小学校)
◆今月号,まず真っ先に目を惹かれたのが小池守さんの原稿でもあ
る「シュリンクシート」でした。どうやってフラスコにあのように
ラッピングしたのか不思議でしょうがありませんでした。おもしろ
いものがあるもんですねぇ。再利用できるとは,知ってビックリし
ました。
◆板倉先生の「高校生の勉強観」は、読んでいておもしろかったで
す。共感した部分は、「授業を妨害したり全然授業に乗らない生徒
を救う」といった見方ではなく「授業に乗ろうとする生徒が明るく
なるようにしたい」といった部分です。その方が,結果的には前者
の子どもたちも授業が気になり,入ってくることをこれまでに何度
も経験しているからです。まさに「太陽と北風」のお話しと同じ。
マントを脱がせようとするように、授業を聞かせようとするとなか
なかうまくいかない。でも,「おっ!たのしそうじゃん」って感じ
ると,自分から参加するようになるものだと私は実感します。
◆斉藤裕子さんが書いていらっしゃったスプーンを使った方法。い
いですねぇ。私も斉藤先生同様に、砂糖って黒く固まって,それ以
上はなかなかうまくいかず,片付けも大変というイメージをもって
いました。こういう方法を知ったとき,うれしいですね。
◆小川洋さんが書いていらっしゃった席替えについての自分の考え
です。私は日直(2人ペア)で全員が終わったら席替えをしていま
した。(2週間に1回のペース)決め方は,私が決めていました。
子どもたちが帰った後,黒板に書いておき、翌朝、朝の会が始まる
前までに自分たちで移動。2週間というのが大切なところ。いろい
ろなクラスでやりましたが、高学年の子どもたちからは歓迎されま
した。(中学年はほとんど担任していないので……)また,自由席
というのは,実は子どもたちにとって相当エネルギーが居るみたい
です。歓迎しているのは目立っている子だけ。むしろ,歓迎してい
ない子が必ず陰に居ます。その子たちのことを考えると、私は席替
えは担任が席を決めた方がいいと思っています。
◆佐竹重泰さんが紹介していらっしゃった本「しあわせの書」。読
後すぐに注文しました。届くのが楽しみです。

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