〔仮説社PublicRelations〕No.182

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〔仮説社PublicRelations〕No.182
2015年3月13日
http://www.kasetu.co.jp/
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★目次★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

『たのしい授業』2月号の反響
 「編集委員のおたより」を中心に2

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


★新刊です!
 『ものづくりハンドブック8』が出来ました。『たのしい授業』
2014年4月増刊号の単行本化です。書店に並ぶのは3月20日くら
いになります。本体 2000円です。
 また,馬場雄二『ぬり字ドリル 漢字の宝島2年』も出来まし
た。小学2年生で登場する漢字がすべてドリル形式で学べるように
なっています。本体900円です。こちらも3月20日くらいに書店
に並びます。


★『たのしい授業』2月号の反響(続)
 「編集委員のおたより」を中心に

 『たのしい授業』について,毎月,主に編集委員からですが,た
くさんの感想をいただいています。でも,『たのしい授業』の「編
集委員会ニュース」欄で紹介できるのは,スペースのつごうで,ご
くごく一部。そこで,このメールマガジンで,そのほとんどの部分
をご紹介させていただいています。
 今回は,15人分のおたよりを紹介します。かなり長文です。
 なお,「おたより」は原則として原文のままです。表記などは統
一していません。


2015年2月号(431号)たのしさを忘れない

●長沼麗子(茨城,会社員)
◆感動の離任式
 最初の1年目の笑い話のところは自虐的だけれど事実を直視・直
面している姿勢が強いなあと感じました。そして大歓声につつまれ
た離任式の様子。ビフォーアフターのあまりの落差!子どもたちか
らもらった手紙には市原先生への思いがどっさり詰まっていて,読
んでいるわたしもついうるうるしてしまいました。先生冥利につき
ますね。うらやましい!
◆バレンタインデーで楽しむ3つの授業
 4原則が笑えました。しかも,簡潔でわかりやすい!
 自分が思春期の頃,知っておきたかったです。道徳の時間に取り
上げてもいいでしょうね
◆思えば遠くへ来たもんだ
 「問題の説明と実験で95%,討論は5%」というポイントは力強
い言葉ですね。
 力の入れどころがわかると授業がますますうまく展開されるだろ
うと想像できます。
 子どもが救ってくれた学習発表会の話には,とてもあたたかいも
のを感じました。子どもっていざというとき力を発揮しておとなを
助けてくれる存在なんですね。
◆みんなで元気に怒られようよ
 たしかに笑いがおさえられず困った経験があります。怒られ方の
説教,いいじゃないですか。子どもたちの言い分も読んでいておも
しろかったです。

●西村尚子(山口,会社員)
◆たのしい理科をありがとう
 出口さんの,《電子レンジと電磁波》の授業のようすを読んで,
私も始めて電子レンジの授業書と出会った時の驚きを思い出しまし
た。電磁波というものを,これ程おもしろく楽しく学べるものは他
にはありません。
 子ども達の中にも,出口さんのカート「出車」といっしょに,
しっかりその驚きが何年も残っている事だろうなと思いました。
 子ども達の感想の中に,たびたびでてくる「中学校にも,一緒に
来て!」という思いの中にもそれが伺えます。そして,出口さんの
仮説への思いもそれに重なります。
◆みんなで 元気に怒られようよ
 小川さんの「新人育成教員日記」には,いつもほのぼのとしてし
まいます。
 「説教するつもりが先に図工の先生が怒ってしまったので,急に
面倒くさくなってきた」というのがいいですね。
 それでもお説教はしたようですが,お説教をしながらも笑いを誘
うような話をしてしまったと,これもいい感じです。
 子ども達にとって,ずっといろいろな人から怒られ続けていて
も,たぶん先生嫌いになるだけでしょう。
 最後にみんなで笑いながら,「それでも気をつけろよ」と言う方
が効力があると思いました。
◆1700年代の科学とフリーメイソンの科学者たち
 仮説50周年記念の広島での会。社会科学の講座中に,突然板倉
先生が入ってこられてフリーメイソンの話を始められました。
 「フリーメイソンの組織は自由と寛容の精神を重んじた集まり
で,仮説実験の組織と似ているのですよ」という言葉が印象に残っ
ています。
 それから,板倉先生の「フリーメイソン」への研究をたのしみに
してきました。今回から始まる連載を,心待ちにもしていました。
 「秘密結社」ともよばれたフリーメイソンの本当の存在の意味を
徐々に解き明かしていく内容。
 当時,ヨーロッパでのキリスト教の力のもとで,いかに自由に科
学を発展させるかで発足されたのではないかという「フリーメイソ
ン」という組織。今後の連載もたのしみです。

●長崎平和(東京・塾講師)
◆グリーンページの手書きの板倉さんの言葉にはなんか少し元気を
いただきました。勝手にぼくは板倉さんを師匠だと思っているの
で,だったら俺はガリレオの孫弟子じゃんって思えてきて,なんか
元気が出たのです。単純。
◆平尾さんの記事を読んで,ぼく自身が最初に分子模型にハマった
日々を思い出しました。平成元年,1989年。この商売をはじめた
年です。職場の自分の机で一心に発泡スチロール球を切って塗って
貼り合わせている。そんな姿を見て何人かの同僚は「たのしそうで
いい」と好意的に見てくれて,何人かの上司は「そんな無駄なこと
は生徒たちにはさせるな」と指導されたもんでした。当時は敵意を
持ったけど,今となっては何もかも懐かしいなあ。
◇こないだなっちゃん(忠地奈津子さん。高岡健太郎くんの元教え
子さん)と久々に会って,秋葉原AKB48カフェに行きました。
そこのショップで売っているメンバーの写真をストラップにしたも
のを見て,「これを買ってカバンとかにつける気持ちがわからな
い」って,なっちゃんと言ってたんだけど,それを愉しんでいる人
たちからすれば,ぼくらが「赤パンツ!」とか嬉しそうに分子模型
ストラップをつけていることが「その気持ちがわからない」ってな
るのかもしれない。なんてことも2人で話してました。

●高木仁志(愛知・街角かがく倶楽部:瀬戸)
 昨日(2/14)は,ボクの「科学クラブ(街角かがく倶楽部合
同)」で吉田秀樹さんの『ギリシア研究』の第3部「エピクロス
生涯」を授業し,好評でした。定年退職後,再任用教員として〈算
数〉と〈書写〉を教える傍ら,「科学クラブ」で仮説実験授業が授
業できる幸せを感じています。
 しかし,『たの授』を読むたびに,「ああ,定年前にこんなこと
もして上げておけばよかった」と思うことがよくあります。そし
て,「ああ,オレはこんなことできなかったなあ」とか後悔するこ
ともあります。まさに「あとの祀り」というものなのかもしれませ
ん。
◆26ページの市原辰徳さんが,初めての異動のとき子どもたちが
「サインを求めて長蛇の列」をつくってくれたという話を読むと,
あまり歓迎されなかった自分の新任時代のことが苦い思い出として
蘇ってきます。しかし,今,その新任時代を過ごした学校に「再任
用教員」として舞い戻って来て,「科学クラブ」を実施しているの
ですが,昨日は16人の子どもたちと5人の大人の人たちが,吉田さ
んの『ギリシア研究』の授業書を楽しく受けてくれたのですから,
ボクの新任時代の苦い思い出も,今では少し「淡い思い出になっ
た」という気もしています。
◆それから,74ページでの由良文隆さんの「仮説実験授業で表彰
されました」というのは,退職まで仮説実験授業から学び,実践し
てきた一人として,なにやら嬉しい気持ちにさせてもらいました。
由良さんが「ドキドキしながら参加した」という『熱海たのしい授
業ゼミナール』には,ひょっとしたらボクも参加していたのかもし
れません。その受賞内容が「教科指導(理科)に関する取組みと実
践」というのもいいなあと思いました。
◆そして,89ページの板倉先生と多久和さんと実藤さんの「1700
年代の科学とフリーメーソンの科学者たち」というフリーメーソン
研究からは,板倉先生の科学史研究にとっての「ディザギュリエ」
と「ガリレオ」の占める割合の大きさを感じとることができた気が
しています。そして,この「フリーメーソン研究」を通して,キリ
スト教の言う“真理”と科学の“真理”を,その当時の科学者たちがど
のように捉え,「科学」と「宗教」の問題を上手に克服しようとし
ていたかということまで,考えさせてもらいました。
 ボクにとってその問題は,「一神教の持つ排他的で戦闘的な性格
の問題」として今なお現実的な社会問題となって現れているように
思えてならないのですが。

●須崎正美(埼玉,定時制高・理,講師)
板倉聖宣さん・多久和俊明さん・実藤清子さんの「1700年代の
科学とフリーメイソンの科学者たち」
 この論文が出るのを待ちに待っていました。『模倣の時代』のよ
うな新しい発見になりそうで,ワクワクして読んでいます。これか
らの連載が楽しみです。
出口陽正さんの「たのしい理科ありがとう!」
 1年間の最後の授業で,《電子レンジと電磁波》に思いを込めて
行った様子がよく分かります。最後まで「たのしい授業」が子供た
ちの心に思い出に残ったことでしょう。
◆市原辰徳さんの「感動の離任式」
 私も教師1年目は散々でした。そして2年目に仮説と出会って自
分の生き方が変わってしまいました。市原さんの気持ちがよくわか
ります。「教師1年目の自分と,10年目の今を比べて,実験の結
果が明らかになってきたように感じます」と,「継続は力積なり」
です。

●小野健司(徳島,大学)
◆根本巌「バレンタインデーで楽しむ3つの授業」
⇒前半の「生徒指導」ですが,これぞ大人の対応!すばらしいで
す。さりげなく「恋愛指導」なんかしているところも,根本さんや
る〜〜!
 後半の「授業プラン」ですが,ボクも「おくりもの」を読み直し
てみました。
 いいな〜。こういうの。今度,〈教育方法論〉の授業で「読むだ
けの授業プラン」を教える時に使おうっと。
出口陽正「たのしい理科をありがとう!」
⇒子どもたちの感想に感動しました。6年生最後の授業の感想とい
うこともあるのかもしれませんが,「子どもたちが,いかに〈たの
しい授業〉を求めているのか」ということがビシビシと伝わってき
ました。ちなみにボクは《電子レンジと電磁波》にオチコボレタ,
という記憶があるのだけれど…。
◆平尾二三夫「科学のたのしさが広がるとき」
⇒いいな〜,「消しゴムハンコ」。いやいや,親をも巻き込む〈た
のしい授業〉の世界っていいな!でも,やっぱりいいな〜〜,うら
やましいな〜〜〜「消しゴムハンコ」。
板倉聖宣ほか「フリーメイソン
⇒待ってました!〈板倉先生が,どのような目的意識から仮説を立
てたのか〉ということが明確にされていてよかった。ようやく〈な
フリーメイソンを研究するのか〉ということがわかった。次回が
楽しみです。

●木村 寛(鹿児島・中学校理)
◆最初に読んだのは,板倉さん多久和さん実藤さんの「1700年代
の科学とフリーメイソンの科学者たち」でした。
 〈メイソン=石工〉がなぜ科学と関係あるのか?謎でした。でも
この文章を読み進めるうちに納得することができました。
 〈フリー〉は〈自由〉という意味だと思っていましたが〈フリー
ストーン〉=〈石灰岩〉からきているというのにも驚きでした。
 フランクリンもフリーメイソンだったとか……『フランクリン』
も読み直してみたいと思いました。
◆根本さんの「バレンタインデーで楽しむ3つの授業」
 新総合読本の「おくりもの」は毎年道徳の時間に読んでいます
が,「ラブレター」「結婚の条件」そして「おくりもの」と,この
授業の進め方はとてもいいですね。来年はぜひ実施したいです。ち
なみに今年のバレンタインデーは土曜日でとてもラクでした。何の
注意の必要もなく過ぎ去ってホッとしています。
◆出口さんの「たのしい理科をありがとう!」
 最後にどんな授業書をするかって悩みますよね。実験が多い《電
子レンジと電磁波》は,とても印象に残ると思いました。
◆内山さんの「誕生日には手品を」
 僕も手品や面白いおもちゃが好きで購入するのですが,それを使
う機会はあまりありません。誕生日の日に手品をするというのはい
いなーと思いました。
◆市原さんの「感動の離任式」
 1時間もサイン会をした市原さん,子どもの気持ちを大切にしな
がらかかわってきた結果ですね。素晴らしいです。

●後藤和哉(徳島,小学校)
板倉聖宣「1700年代の科学とフリーメイソンの科学者たち」
 とても気になっていたことがようやく読むことができたのでうれ
しかったです。フリーメイソンはテレビでよく言われる秘密結社と
いうことぐらいしか知りませんでした。そのときは,怖くて不思議
な組織があるんだな〜ぐらいの感覚でした。しかし,こうやって研
究されたものを読むとフリーメイソンの良さというか魅力というも
のを感じることができました。続きを早く読みたいです。
◆丸山秀一「鉛筆の芯は電気を通すか」
 この記事を読んで,まず驚いたのが鉛筆の濃さの種類です。まっ
たく知りませんでした。こうして調べてくれたおかげで,《自由電
子がみえたなら》の準備に役立つと思いました。ちょうど子どもに
も質問されたので答えられそうです。子どもたちの前で実験できた
らなと思います。

●荒居浩明(神奈川・小学校)
 2月号は,私にとってはかなり感動的なものがありました。
出口陽正さんの「たのしい理科をありがとう」は,内容も出口さ
んの文章もとてもよかったです。《電子レンジと電磁波》の授業風
景や感想も含めて,授業書のたのしさが読者に伝わる同時に,子ど
もたちにとって心に残る授業とは,たのしい授業とはということが
わかる内容でした。まず,これを読まれた方は,《電磁レンジと電
磁波》をやってみたくなるでしょうね。また講座を受けてみたくな
ると思います。パッと見,少しマニアックで,難しそうな授業書を
されているのに,それが本当にたのしいんだということ,つながり
まで見えてくるような内容に感動しました。何の授業書を選ぶのか
ということも大事ですね。それがあらためてよくわかりました。子
どもたちと,後に出会ったときのお話も,自分の経験した話ととて
も似ています。
 因みに,私は出口さんと誕生日が全く一緒です。もちろん年齢
も。それがまたうれしく思えてしまいました(笑)。
◆市原辰徳さんの「感動の離任式」は,以前サークルでも聞いたこ
とがありますが,あらためて読み直すと,私とそっくりな場面が多
いなぁと思いました。子どもたちと汗だくになって遊ぶところと
か,勢いの付き方とか。唯一違う点は,私は市原さんのように「先
生じゃない方がよかった」との保護者の意見を聞いて,笑うことは
できない点です。ショックで落ち込むでしょうね。たとえ一人だけ
だとしても(笑)。
 「理科音痴だからこそたのしい授業ができる」という話は,小原
さんからも聞きましたが,板倉先生は本当にステキな言葉を残して
いただけたんだなとずっと思っています。私が,水泳が得意でない
のに,スイミングスクールのアルバイトをしようと電話をかけたと
き,その電話に応対してくれた言葉印象的でした。「水泳が苦手と
いう子どもたちがたくさんいるんです。そういう気持ちがわかる人
がいるということが大切なんです。水泳の技術はあとで覚えていた
だければいいです」
というものでした。つながりがあります。
 市原さんの文を読んで,勉強そのものが得意でなくても(なかっ
たとしても),たのしい授業によって誠実に生きる人には,こうい
う結果が待っているんだと思えてなりませんでした。これからがた
のしみです。
◆小川 洋さんの「みんなで元気に怒られようよ」,最高でした。
 小川さんの叱り方?のエピソード(思わず笑わせてしまう)も,
牧さんの言葉「小言言われりゃ頭が下がる小言,頭の上をいく」
が,たいへんよかったです。これからまねできるものです。
 後半の「2割以上の法則」は本当に指導する方にはぜひ知ってお
いてほしい名言・法則です。どうしても,自分の指示のいたらなさ
を,忘れた子どものせいにしてしまう傾向は多々あるような気がし
ます。
 あらためて小川さんの「空 見上げて」は,初任の方はもちろ
ん,ベテランも再度見直すための指針を示してくれると思います。
◆淀井泉さんの「思わば遠くへ来たもんだNO.5」よかったです
ねぇ。授業書やっても子どもの反応がイマイチなのは,おそらく誰
でも思うのではないかと思います。私もそうでした。だから,自分
のこととして読むことができました。それを打開するのは,やはり
「続けること」「仲間がいること」なんだというところも,よくわ
かるところです。「継続は力なり」は,こういうたのしみごとに
よって成り立つような気がします。先を予想することは続けられる
要素の一つです。
 竹田さんの「問題の説明と実験」,私も何度も読みました。そう
いう名著と出会うのも運命かな。
◆水野秀紀さんの「悪魔の爪」ですが,私も15年前から持ってい
て,タネの話をするときに,必ず見せています。難しい名前が書い
てありましたが,一般に「ツノゴマ」と言われています。そして,
花がゴマの花とそっくりです。なぜこのようなタネの散布方法がで
きたかなどがとても興味深いものなので,私は,「これ何問題」と
して,もう一歩進んで子どもたちに話しています。ぜひ,秋の
「くっつき虫」と言われる付着して運ばれるタネと一緒に話すと効
果的です。
 また「デビルズホーン(悪魔の角)」「デビルズネイル(悪魔の
爪)」と呼ばれていることはなかなかです。育てたことはないの
で,これを機会に育てようと思います。

●池田修二(神奈川,小学校)
◆1.「みんなで元気に怒られようよ」小川洋さん
 先生というのは怒るもの・・・毎日のように,何かの場面で怒っ
ています。「怒る」と「叱る」にも違いはありそうですが,どちら
も含めて,毎日繰り返される場面。だからこそ,失敗すると嫌われ
てしまいます。怒るのが上手な先生は「怒られても納得できる」怒
り方をする人だと思います。一歩間違えばいじめだし,たのしいこ
とやってないのに怒ってばかりいると嫌われて,信用されなくな
る。態度が変わるのはある種仕方がないことかもしれないけれど,
みんなで元気に怒られようよ・・・いい文章に出会いました。教師
である以上,毎日遭遇することですから。「にやにやするな」子ど
もたちはきっと気持ち良く頭に入ったことと思います。徹底とかい
う言葉には無縁だけれど,徹底なんていうと苦しいし,小川さんら
しい顛末にほっこりしました。2割の法則も知っていると楽になり
そうです。実践はいつも仮説・実験だなと思います。おすすめです
絵本「ねこのビート」早速検索かけます!
◆2.「仮説実験授業で表彰されました」由良文隆さん
 仮説実験授業のベテランの由良さんの表彰おめでとうございま
す。仮説実験授業の取り組みと実践が川崎のような大都会で賞を得
ること,とてもうれしいです。私は横浜ですが,実践もとても及ば
ないし,由良さんのように残る仕事をしてないので,恐縮なのです
が,長年教師生活を続けていて,大きな賞を由良さんがいただいた
ことは仮説を実践するものの励ましになると思います。教員数が多
いだけに,いい影響力があると思います。定年を迎えるという事で
すが,授業を続けるという由良さんの選択,指針になります。実験
結果があり,今後も,「仮説実験授業をはじめとした「たのしい授
業」の普及のために力を注ぎたい」という言葉に力を与えられまし
た。
 このような記事いいですね。自分はどんな生き方をしていくのだ
ろう・・・誰しもが考え,悩み,戸惑うことですから。
◆3.「手回し直流・交流発電機」采女詠一さん
 学校の理科室は教卓のそばで直流⇔交流の変換が出来ると聞いて
いますが,今は理科室に行く機会が少ないので実際には取り扱った
ことはありません。手軽にわかりやすく,その違いを知ることがで
きるこの製品はとても興味深いです。早速注文してみようと思いま
す。
◆あと「手品をしよう」(内山さん)も良かったです。子どもたち
は好きだし,何かを定番にすると,子どもたちは喜んでくれます
ね。私も出張掃除に来てくれる子どもたち(4年生)に金曜日の掃
除の後「難問クイズ」を出しています。割と好評で楽しみにしてく
れています。あまりカリカリせず掃除が出来ています。今日はこの
辺で。いつも雑ぱくですみません。

●荒川康夫(小学校1年担任)
 2月号で印象に残った記事は次の4つです。
◆根本巌さんの「バレンタインデーで楽しむ3つの授業」
 とかくバレンタインデーは学校にとってやっかいなものです。そ
わそわした子どもたちの雰囲気,もらえる子ともらえない子への対
処の仕方,お菓子産業に乗っかってるだけという考えetc
勢い,学校では禁止しようとか,見て見ぬふりをしようとか・・・
 そうした不安をさらっと解決できるいい資料だと思いました。
 どの授業も重要な課題を含んでいて,それらを考えさせ,しかも
あっさりと終わる,このあっさりがいいですね。
◆市原辰徳さんの「感動の離任式」
 このお話には,誰もが体験する〈うまくいかない1年目〉の授
業,たのしさを中心に据えて,元気が出てきた2年目以降の話が,
離任式の思い出として語られています。淡々としながらもあまり
はっきりとは書かれていませんが,たのしさを中心にして「押しつ
けをしない」授業をすると,子どもたちを見る目が違ってくるので
すよね。多くの学年から慕われた,それが大きな実験結果だと思え
るのです。
◆小川洋さんの「みんなで元気におこられようよ」
 これもよかったですね。クラスの厄介なトラブル,しかも専科の
先生や用務員に叱られて,それはたいへんなことでした。でも,子
どもがニヤニヤしていたとはどういうことなのでしょう。
 でも他の人から叱られたからこそ,子どもの気持ちを考えること
ができたのでしょう。ワクワクして読んでしまいました。
板倉聖宣さん他の「1900年代の科学とフリーメイソンの科学者たち」
 板倉さんのフリーメイソンの研究の連載が始まりました。第1回
フリーメイソンについてどういう組織だったのかの分析とデザ
キュリエやクリストファー・レン,フックなどのことが書かれてい
ました。「宗教にとらわれない自由な発想」というのがいいです
ね。つづきが楽しみです。

●中村 文(福岡・小学校)
◆バレンタインデーで楽しむ3つの授業(根本さん)
 バレンタインデー4原則!おもしろいです!!中学時代の私がこ
ういう原則をもらったら,相当喜んじゃっていただろうなと思いま
す。「見せるな」「食うな」「泣くな」「泣かせるな」とか,こう
いうことを先生たちが教えてくれるのって,なかなかないですもん
ね。読んでいて思わず笑ってしまいました!!
 ラブレターの授業や結婚の条件もいいですね。私,ラブレターの
授業プランがあるのは知っていたんですが,やったことないんで
す。ですから,このような話題って子ども達大好きだからとても盛
り上がるだろうなぁと思いました。
◆たのしい理科をありがとう(出口さん)
 生きている〈もし原〉と〈自由電子のイメージ〉の項目がとても
おもしろかったです。読んでいてびっくりしたのは,子ども達の理
由がすごい!!です。
 私,〈電子レンジと電磁波〉という授業をやったことがないんで
すが,この授業書の中に「金属光沢」とかの言葉って出てくるんで
すか??
 いや,あの,子ども達が金属光沢という言葉を意見で言っている
のがすごいなーと思って…。これって,自由電子で出てきますもん
ね。〈電子レンジと電磁波〉に「金属光沢」と書かれていなかった
らのなら,自由電子の学習を思い出して発表しているんですよね? 
それってすごいなーって思ったんです!! だって,自由電子の授
業を2学期にやったんですよね?よく覚えているなぁ!って思っ
ちゃいました。
 ちゃんと子ども達の中に学習したことが生きているんですね〜。
 あと,p.17の子ども達もざわざわしていて,人数も合わないし
自分の中でのイライラがたまるというのもよくわかります。私,こ
ういうときって思わず「もー!!人数が合わないよ〜!!ちゃんと
あげてよ〜!」と大きな声を出しちゃうことがあるので,(そして
毎回,「あー,あんなに大きな声出さなきゃよかった…」と後悔し
てしまう…)こういうときの対処法ってみなさんどうしているんだ
ろう?と思いました。
 出口さんが書かれた,卒業していく子たちへのメッセージもジー
ンときました。出口さんの思いがとても詰まっているメッセージで
すね。本当に読んでいて思わずうるっ…となりました。
 私,自分が初めて6年生を担任した頃,本当にガヤガヤしてい
て,そしていろいろあってとっても疲れちゃってたんです。でも,
自分のクラスの呼名が終わり,卒業証書を手に持っている子ども達
の顔を見て「もうこの子達と授業ができないのか…」と担任一人,
泣いていましたね。子ども達から後で「泣くの早い!」と言われま
したけど(笑)でも,その後クラスに戻ったときもうまく子ども達
に自分の気持ちを伝えられなかったな…。こうやって文章にして読
むと自分が何を伝えたいかもわかるのでいいですよね!!
 あと,卒業までの最後の授業書って結構悩んじゃいます。実は,
単元で選ぶこともあるんですけど,やっぱり「自分がやりたい!」
と思う授業書を選んでもいいよなーって思いました。
◆感動の離任式(市原さん)
 資料の2ページ目の部分,読んでいて笑っちゃいました!!市原
さん,精神的にタフですよね!一年目の,「市原先生じゃなくて別
の先生がよかった〜」を子ども達と一緒に笑い話にできるのがすご
い!!これ,市原さんの性格的なものもあるとは思いますが,…
びっくりしました!私だったら,すごく落ち込みます(笑)
 2年目になって,市原さんが仮説をどんどんし始めたと書かれて
いたのを読んで,「私もそうだったなー」と思いました。私,初任
(1年目)に仮説を始めました。そして,2年目からどんどんやり
始めるようになりました。
 でもやっぱり時間の使い方?が難しくって。教科書と仮説どう
やってうまく時間を使っていけばいいの?とか,考えていました
ね。まぁ,それがだんだんうまくなった…ところはあります。昔
は,何でもうまくやりたい!と思っていました。学級経営も,職場
の人とのつきあいも,どの教科も全部一通り上手にこなしたい!と
いう気持ちはかなり強かったと思います。でも,それって無理だよ
なーって最近は思ってて(笑)。無理ですもん。だけど,仮説実験
授業が私の一点突破!みたいな気持ちで臨めるようになりました
ね。
 あと,離任式って,本当に嫌です。子ども達の顔を見ると泣きそ
うになります。てか,だいたい離任式では号泣しています。
 福岡市って,3月の修了式後に離任式があるんです。ですから,
子ども達が離任される先生を知るのはその前の日なんです。
 今年,初めて福岡での離任を経験したのですが,前日に離任を
知った子ども達と泣きながら,
(子ども)「先生やめるんですか?」(私)「辞めません。異動で
す」
(子ども)「引っ越すんですか?」
(私)「引っ越しません」
(子ども)「卒業式来てくれるんですか?」
(私)「これません」
(子ども)「マッキーノやってる先生は先生以外にこの学校にいま
すか?」
(私)「マッキーノやプリント授業をしている先生がいるかどうか
はちょっとわからないなぁ〜」
と話をしていました。ほんとお互い泣きながら。
 そういうのを思い出して,「子ども達とよい関係が築けている時
の離任式はいやだよなぁ」と思いました。
(本当にうまくいかなくて逃げるようにしてその学校を去った経験
もありますけどね)
 あと,「僕が考える,大切な事」の項目もいいですね。特に,
「仮説実験授業の研究会の様子や考え方を見たり学んだりして,
「当たり前」と思っていたことの意識を大きく覆してくれたことで
子ども達とのかかわり方も大きく変わった」という部分は,まさし
くそうだなと思いました。
 と思っていても,最近押しつけがましく怒っている私もいる…。
反省だなぁ〜。
◆悪魔の爪(水野さん)
 写真掲載されていたので見ましたが,本当に悪魔の爪!ですね。
しかも,この植物って茎も葉もねばねばしていて,臭いし,実も臭
い…。読んでいて結構衝撃的でした。
 だって,悪魔の爪と言われるから,種だけかと思っていたら,そ
うじゃないのか!?と思ったんです。
 これ,育てるのは勇気がいります…。でも,悪魔の爪と呼ばれて
いる種だけは見てみたいな!と思いました。(笑)
◆科学の楽しさが広がるとき(平尾さん)
 私,現在13年教員をしていますが,そのほとんどが高学年担任
をしていて,低学年を担任したことがあまりありません。
 ですから,一年生を担任することに対して非常に不安なんです。
平尾さんがかかれていたように,他の先生からいろいろ言われるの
もいやだなー(笑)とか思っちゃうんですよね。でも,低学年とは限
らずにどの学年でもいう人はいると思うんですが…。
 お母さんたちの反応はうれしいですよね。そして,チトセさんの
お母さんの反応もすごくいいなぁと思いました。平尾さんとチトセ
さん,そしてお母さんがとてもよい関係ができていて,そしてお互
いが「原子分子」の話ができる環境って,とてもいいいなぁ〜と思
いました。
 あと,個人的に分子模型を作るのが大好きなので,お母さんが砂
糖の分子模型を作りたいといった文章を読んで「わかる!分子模
型って作りたくなるんだよねー」と思いました。
◆仮説実験授業で表彰されました(由良さん)
 由良さん,おめでとうございます!!!中学校での厳しい現実か
ら,たのしい授業との出会いなど,由良さんがどのように仮説実験
授業を知ったことなどが資料にまとめられていて,「由良さんも,
実はつらい経験があったのかー」と思いながら読ませえてもらいま
した。
 でも,定年退職後も授業をしたい!と思えるのは,やっぱり仮説
と出会ってたのしい経験をしてきたからだと思います。
 私も仮説に出会って本当に良かった!と思います!しかし,最近
中堅といわれる立場になり,管理職から「先生の授業実践をぜひ若
い先生に伝えてあげてください」と言われているのですが…。
◆みんなで元気に怒られようよ(小川さん)
 こういう場面ありますあります!!自分のクラスの子が,ほかの
先生から注意されたときにその先生を逆なでするような態度をとっ
たことで,こちらが指導された先生から報告を受ける事って。で
も,私も別のクラスの子もばんばん叱っていることがあるので,そ
の先生の立場も分かるし小川さんの立場も分かる…。どっちもわか
るんですよね。
 実は,私のクラスにもにやにや笑っちゃう子がいて,そういう子
をみるとほんっとかちーーん!!となっちゃうことがあるんです。
特に忙しいときとか自分の心に余裕がないときに目についてしま
う。そして,だんだん自分の中で怒りがふつふつとさらにヒート
アップしちゃうことがあります。
 でも,小川さんの文章で,「つまんないことでぐしゃぐしゃ言わ
れるときは〈そうですか〉と頭を下げていると,すぐにお説教も終
わるもんだ」ということを読んで,自分もこのことを実践している
のに,子どもにへんに強要している部分があるなーと思いました
ね。これからヒートアップしないように気を付けようと思いまし
た。
 実は最近,「私って子ども達に厳しいかも…」と思うことが多く
て…。うーん。これでいいの?私??となっている私です。
◆思えば遠くへ来たもんだ(淀井さん)
 すっごくわかります!!この気持ち!! 私もほかの先生たちの
授業記録を読んで「え?なんでこんなに盛り上がるの?」ってなっ
ちゃうんです。あと,過去の子ども達ともくらべちゃう事もありま
す。自分の授業とほかの研究会の方々との,授業の様子を比べて
「私,仮説実験授業をうまくできてない」と思うこともありました
ね。この気持ちって,仮説をはじめてから3年目,初めての6年生
の時に特に感じていました!!
 淀井さんの文章の中の「何が大切なのか?」という見出しの内容
はすごくよかったです!特に「仮説実験授業をするときに,教師の
役割として最も大切なのは〈問題の説明〉」と「子ども達に確かな
イメージを持たせること」という部分!!
 私,まだまだ子ども達の様子をみて「あれ?楽しくないのか
な?」とか,評価が低かったら「うーん。気になるなー」となっ
ちゃうことがあります。
 でも淀井さんの「仮説実験授業って,“理想的な授業”を保証して
くれるものでもなく,そんな“理想”にちかづけてくれるものでもな
い。でも子ども達にとってはたのしい授業,「理想的」な授業に
なっていく,それは確かなことだと思う」という文章はとても心に
残りました。まさしくそうだなって私は思います。
 では,また。3月楽しみです!!

●栗原正治(群馬・小,教頭)
 2月号でおもしろかった内容。
◆1700年代の科学とフリーメイソンの科学者たち(板倉聖宣・多
久和俊明・実藤清子)
 「ついに登場したか。待ってました」という感じです。
 「〈フリーメイソン〉こそ,その〈自由と寛容の精神を重んじた
集まり〉ではないか」と考えるようになったのです。というところ
を読んで,どうして板倉先生がフリーメイソンに興味をもたれたの
か分かりました。そして,フリーメイソンについて知りたいと思う
ようになりました。続きがとっても楽しみです。
◆たのしい理科をありがとう!(出口陽正)
 仮説実験授業のすばらしさを感じるとともに,「卒業していく6
年生へ」の文章もよかったです。なぜこの授業をしたのか,をちゃ
んと伝えるのは大事だなと思います。「何だかよく分からなくて
も,たのしい思い出になってくれた,これほどうれしいことはあり
ません」というのが何よりもいいです。
◆感動の離任式(市原辰徳
 市原さんの1年目のショッキングなできごと。ボクだったら,そ
の場にいられず家に帰ってしまったかも知れません。それが,仮説
実験授業と出会って,一変した。「僕にとって大きかったことは,
仮説実験授業の基本的な考え方の部分が自分自身の生き方の役に
立っているということです」というのが何よりもすばらしいです。
仮説実験授業は教師も(を)育てるものだなあと感じました。
◆手回し直流・交流発電機(釆女詠一)
 これは,どんなものなのでしょうか。すごく興味が湧きました。
◆おすすめです!『科学開講!』(吉野由起・坂下佳耶)
 用事があって出かけた大阪でたまたまこの展覧会をやっていまし
た。現物を見ただけに,書評もより実感として理解できました。
◆鉛筆の芯は電気を通すか(丸山秀一)
 もう何年も前に,鉛筆の種類によって電流の流れやすさに違いが
あるのを知って,大変おどろいたのをおぼえています。その謎解き
を知っておもしろかったです。
★アリがタイなら倉庫「本気で受けつぐ」(板倉聖宣談/山田正男
編・筆)
 この話もよかったです。授業書がなぜあるのか。「こうなるに決
まっているからこうだ」という結論を信用しない。「実験しなけれ
ば信用しない」という学問ができた。これが決定的ですね。主体的
に考えるもとを示してくれた授業書は本当にすばらしいです。

●松田心一(鹿児島)
◇紅梅や白梅が咲きほこっています。顔を近づけると,ほんのりと
香りがします。確実に春が訪れているのを感じます。路面や石垣の
片隅にはスイセンが時季を惜しむかのように咲き 乱れています。
一方で去りゆく冬を感じつつ。
◆今月号の板倉さん他による「1700年時代の科学とフリーメイソ
ンの科学者たち」は,訪れる春を期待させるような久々にわくわく
ドキドキする内容で,胸躍り私の小さなノーミソをフル回転させな
がら読ませていただきました。イエイエ,もうまさしく拝読するっ
て感じでした。この時代のヨーロッパの科学史を転換させざるを得
ないような展開を,本号だけでも予感させる内容です。ロンドン市
再建の中心人物だったレンが,フリーメイソンの名誉議長に就いた
いきさつ・背景の板倉さんの説明は,私にはとっても説得的でし
た。イギリス王との関係も十分に納得できます。それがどうして
「秘密結社」という性格を持つようになるのか,或いはそう呼ばれ
るようになるのか。当時のヨーロッパ全体のキリスト教と深くかか
わっていたからではないか?それはまさしくガリレオの地動説に深
く関わっていたに違いないと予想できます。そして,かつて古代原
子論者たちの主張と文献が,当時の権力者たちや主流学問の権威者
たちによって抹殺されてしまったような歴史をたどっていったので
はないか。またひょっとして,ガリレオの地動説への対応が,高校
時代に世界史で習ったイギリス国教会というキリスト教の一派の誕
生もしくは存在,対立と関連したのではないか。科学と宗教,国家
との関係などと,マァかってにいろいろと空想の世界が広がりま
す。次号以降がとてもとても待ち遠しいです。楽しみです。
◆平尾「科学のたのしさが広がるとき」も感動しました。小学1年
生の性格を十分に考慮し,そして周知な準備で〈もし原〉を授業さ
れた報告は,小学1年生とその保護者を十分に魅了したことが伝
わってきます。頭の固い教師連中はどの職場にも必ずいるものです
が,それを気にしない境地の平尾さんも素晴らしい。そして「中
学・ 高校で苦しまれた科学は,その教え方が間違っていたので
す」とお母さんたちに言い切る平尾さんに拍手。
◆由良「仮説実験授業で表彰されました」,由良さんおめでとうご
ざいます。由良さんの20年以上にわたる仮説実験授業の実践報告
を評価した川崎市教委,立脇校長の由良さんに贈った言葉,それぞ
れにすばらしいと思いますが,何といっても由良さんが表彰式で初
任者に伝えたお話が,とっても素晴らしいと思いました。私も退職
してまもなく6年が過ぎようとしています。先日鹿児島仮説の会の
望年研で公開授業をさせてもらいました。参観された方々から「退
職後も中学生とこんなに楽しく授業ができるってすごい」などと
言った感想をいただきました。仮説実験授業ができるからこそで
す。仮説実験授業と板倉先生にいつも感謝しています。由良さんの
これからにエールを贈ります。
◆これら以外の記事は一言ずつ。小川「みんなで元気に怒られよ
う」は,ニヤニヤしていいときと悪いときがあることを教えたり,
2割以上の子どもが忘れるときは理由があることなど,本当にそう
だと思います。根本「バレンタインデーで〜」は,学級担任を持っ
てたらやった見たくなります。こういうセンスのある若い人にぜひ
紹介したいと思いますね。
出口「たのしい理科をありがとう」では,「大人の本気を授業を通
して感じてほしいな」という先生の思いを子どもたちもとっても感
じ取ってくれてるのが伝わってきました。
◆市原「感動の離任式」の,「仮説実験授業の基本的な考え方の部
分が自分自身の生き方の役に立っている」なんて,ナントすてきな
ことでしょう。とてもいいですね。
采女「手回し直流・交流発電機」。教科書の実験装置よりも面白
そうです。来年授業できるときはぜひ購入して,中学生に紹介した
いです。

●千葉 真(大阪・小学校)
1.「仮説実験授業で表彰されました」由良さん
 20年以上も教研で仮説のことを発表しつづけることがすごいで
す。そのことで教育委員会から表彰され、初任者に発表するなんて
ステキです。私もその報告を聞いてみたいと思いました。
2.「バレンタインデーで楽しむ」根本さん
 この話題はグッドタイミングでした。高学年担任が多い私がやる
のは,「バレンタインデーにチョコを学校に持ってきてはダメ」
「全面的禁止」ということでした。なんだか大人げないと思いなが
らも,どうすればいいのか代替案もなく,やってきました。でも,
この記事を読んで発想が変わりました。4原則はとても具体的でわ
かりやすかったです。多くの教師が気になりながらも真っ正面から
論じられない話題だと思います。大変参考になりました。

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ている読者のみなさまや,仮説実験授業を実践,あるいはこれから
実践してみたいと考えている方などに,弊社の新刊情報を少しでも
早くお知らせできたらと思い,このようなメールマガジンを発行し
ています。そのほかにも,『たのしい授業』の情報,新しい実験器
具やおもちゃの情報もいち早くお伝えできればと思っています。当
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