〔仮説社PublicRelations〕No.190

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〔仮説社PublicRelations〕No.190
2015年5月15日
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★目次★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

『たのしい授業』4月号の反響(続)
 「編集委員のおたより」を中心に

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 『たのしい授業』について,毎月,主に編集委員からですが,た
くさんの感想をいただいています。でも,『たのしい授業』の「編
集委員会ニュース」欄で紹介できるのは,スペースのつごうで,ご
くごく一部。そこで,このメールマガジンで,そのほとんどの部分
をご紹介させていただいています。
 今回は,13人分のおたよりを紹介します。かなり長文です。
 なお,「おたより」は原則として原文のままです。表記などは統
一していません。

 
   ◇◇◇ 2015年4月号「読解はどうかい?」 ◇◇◇   


●高木仁志(愛知・街角かがく倶楽部:瀬戸)
◆板倉先生の「続刊の言葉」の中の「大発見をした人々は〈生まれ
つき頭がよかった〉というよりも,何ごとも予想を立てて実験する
ようにしたことで考えるのが大好きになり,それでつぎつぎと大発
見ができたのだという結論に達した」という言葉が印象的でした。
 最近ボクは,吉田秀樹さんの「ミョウバンと原子論の誕生」とい
う本によって,「身近な人が“大発見”をしてくれた」という感動を
させてもらっています。そのことがあって,この板倉先生の言葉に
説得力を感じているというわけです。30年以上にわたって,「ギ
リシア史」を研究し続けてきた吉田さんの研究の成果のことを,板
倉先生が「仮説提唱以来最も注目すべき発見が行われた」とまで評
価されたことが,ボクは嬉しくてなりません。
 というのは,ボクは板倉先生が吉田さんの「ギリシア史研究」を
評価される前に,「仮説実験的認識と平和」リレー講演会という形
の会を企画し,その第1回目の講演会を,「ギリシア史」をテーマ
にして吉田さんにお願いしていたのです。ですから,冬の大会での
板倉先生による吉田さんの研究に対する高い評価にボクは嬉しく
なったのと同時に,板倉先生と同じように吉田さんのお仕事を評価
できた自分にビックリしています。ボクは,この「ボクみたいな者
が板倉先生と同じように吉田さんの研究成果を評価できた」という
事実から,この「大発見をした人々は〈生まれつき頭がよかった〉
というよりも…」というようなことは,その「大発見」を評価する
側のボクのような人間に対しても言えることのように思えて,つい
嬉しくなってしまったのでした。
 それで,最近よく『たの授』に登場する伴野太一さんのことも,
「大発見」というのとは違いますが,◆今回の「〈たのしい教師人
生〉を『選ぶ』ということ」という,その自然な語り口の文章の中
から,「〈自信のない今の自分〉への自信」という型破りの「教師
の生き方」を感じさせられて,嬉しくなっています。
 そして,その「型破り」と言えば,◆中村文さんの“マンガ”によ
る「仮説実験授業を始めよう」という誘い方も新鮮でした。それ
に,◆「こんな自分が先生に!?」という七里有三・綾乃ご夫妻に
よる同じく型破りな「生き方」が展開されつつある連載にも嬉しく
なっています。七里さんは「子どもは好きだけれど,頑張るのが苦
手なボク」と言っています。実は,ボクにもその「頑張るのが苦
手」というところがあるので,若い人たちと自分の共通点を見つけ
ることができたことで,また嬉しい気分にさせてもらいました。

●荒居浩明(神奈川・小学校)
◆伴野太一さんの「〈たのしい教師人生〉を「選ぶ」ということ」
 これは今回の中で自分がとても感動して読みました。この資料の
発表は私もじつは聞いていたのですが,一年経って再度読み直して
みて,本当に感動しました。
 伴野さんは,若いのに文章うますぎるよなという思いもあったの
ですが,後半の自分の思いの中で「よく思われたい」とか「イヤに
なっちゃうよ」とかいう言葉を出せるのはとてもいいです。教師論
と言うのは,どうしてもかっこつけたくなりますから,伴野さんや
小川洋さんの文章はそういう意味で,ホッとします。
 「たのしい教師の生き方・考え方は,それこそ天動説を覆したガ
リレオみたいな,それほど革命的なこと」という文章がまたとても
納得できました。そういうものを自分たちは選んだんだということ
を,自分に置き換えることができて,涙がでました。
 伴野さんは,明星大で小原さんに学び,初任のときに,仮説実験
授業研究会の小川洋さんが指導教官と言うまれに見る恵まれた人生
を過ごしていると思われがちですが,単純にそういうものではない
ことがよくわかります。それが人間なんだなということも。そうい
う意味で,この記事は本当にすてきでした。選んだものにより人生
が変わり,まちがっても予想変更だってできると思えば,今からこ
こからを考えていくことができます。ステキな記事,ありがとうご
ざいました。
◆後藤和哉さんの「何よりも「たのしい」ってやっぱり大事だと感
じたとき」。この記事は,単純に泣けました。芳子ちゃんの号泣の
訳,いいですねぇ,泣けますねぇ,感動しますねぇ,自分だったら
その場で一緒に泣いてるなぁ。そういう思いにしてくれた後藤先生
といい雰囲気,たのしい授業,それを言ってくれるような時間を
もったということ,すべてに感動しました。
たのしい授業バンザイ 仮説実験授業\( ̄ー ̄)/
【へーって思ったもの】
◆小川 洋さんの「読むことを軸として」。
 山本正次さんの国語の授業を伝えていくことの重要性を考えさせ
られました。私も若いころから,山本先生の授業書案を使わせてい
ただいていますが,なかなか人にすすめることはしませんでした。
しかし,こんなふうに具体的にかつ,たのしさが伝わるように,あ
きないで伝えていけるといいなぁと思いました。今度から伝えると
きは,この文章と一緒に伝えたいと思います。
◆中村 文さんの「まんが 仮説実験授業を伝えよう」。
 マンガや絵を描くことのとっても苦手な私にとっては,いつもう
らやましいだけの文才,絵才?なのですが,内容は本当にいいで
す。
 仮説実験授業を知って,始めようかどうしようか,始めたけどこ
れでいいのかな等と思っている人,ベテランになったけれど,もう
一度見直そうと思っている人 には最高の,たのしいテキスト漫画
です。フェスティバルで体験した人は,ぜひ読んで勢いをつけたい
と思います。
 ただし,仮説実験授業を全く知らない人には,意味不明なところ
もあるとは思います。まぁ,そういう人は始めから見ないでしょう
が。
◆多武義也さんの「読解授業プラン〈枇杷のたね〉」。
 木村さんのこのプラン,何度か受けてきました。そのたびに,プ
ラスマイナスのところで,大人の私はひっかかるところがありまし
た。でも,授業そのものはたのしくできるかもしれないという気持
ちもありました。最後にプラスマイナスの答えを出すところにも,
どうなん だろう?という思いも否めませんでした。
 しかし,こうやって多くの方が実践し,木村さんではない人が実
践して子どもたちが喜んでくれるという事実があるので,とても新
鮮に読むことができました。小学校2年生と行なったというのが,
またすごい。《もしも原子が見えたなら》を1年生で行なうような
ものに感じました。これからがたのしみです。
【これは・・・】
板倉聖宣先生の「テロといじめと教育」
 心して読むことができました。多くの方々に配らなければと思い
ました。こわい時代に入っていかないように,そういう話題をする
のも大事かと思いました。また,「寛容」について,自分にももっ
ともっと必要だとしみじみと感じました。
◆郡 進さんの「国産ワインの製造量」。
 これは,サークルや編集会議などで何度か聞きましたが,自分の
知識だけでなく,まわりの人を巻き込んで,つくっていくプランの
おもしろさを見せてもらいました。グラフなんか絶対に描けないと
思っていましたが,郡さんのを見ていて,可能性を見出しました。
国産ワインの定義はおもしろい(笑)。

●太田一郎(熊本・小,理専)
 4月に入ったといっても,寒い日がありますね。関東の方は,雪
が降った日があったとか……。 実は,3月28日(土)に菊池恵
楓園に花見交流会に行ってきました。毎年恒例となっているイベン
トです。八代で結成された「人権NPO法人ちなもい」の活動の一
つです。そのちなもいの理事として最初に計画したのは僕ですが,
10数年続いています。快晴の天気に恵まれた中,ハンセン病回復
者の方たち(志村さんや中さんなど)やハンセン病国賠訴訟原告団
を支えた人たち(弁護団など)と満開の桜の下でアルコールを片手
に楽しく語り合うことができました。
 また,明星大学の教材が4月11日(土)に届いたので,早速勉
強を始めました。地学概論から始めていますが,初めて知ったこと
もあり,地球の成り立ちなどとても興味深いです。読むだけならそ
れでいいけど,テストがあると思うと,大丈夫かという感じです
が。それから,理科教育法1〜4の指導教官は,小原さんです。理
科教育法1〜4については,明星大学にスクーリング(8月10
日〜18日)に行こうと思っているので,これも楽しみです。
 さらに,新年度になって初めての経験することが出てきました。
なんと今勤務している太田郷小で以前勤めていた時に5年生の時に
教えた子が,講師としてやってきたのです。《もしも原子が見えた
なら》の授業を覚えてくれていました。教え子と同じ職場というこ
とで,これから,楽しみだなあと思っています。それから,児童養
護施設が校区内に引っ越してきました。そこで,4月17日(金)
にそこから通ってくる10名の子どもたちに僕の自己紹介の授業を
しに行ってきました。遠足の日だったので,遠足から帰った頃に伺
い,1時間ほど楽しんできました。「〈悩み相談係〉をしているの
で,よろしくね」ということで,顔を売ってきました。この子たち
とのつながりも,楽しみなことの一つです。そこの先生たちに,八
代での「わくわく科学教室」の宣伝もしてきました。今年は,いろ
いろと面白いことがありそうです。
 それでは,本題です。
◆「テロといじめと教育」(板倉聖宣
 今の世の中では正義感で考える人々が普通だと思うし,その正義
感のぶつかり合いの結果,テロやいじめが生じてしまうという考え
を広めていきたいと思いました。そして,その解決のためには教育
が必要不可欠であり,実験結果で判断していく仮説実験授業の内容
と運営方法の有効性を確認することができます。
◆「何よりも『たのしい』ってやっぱり大事だと感じたとき」(後
藤和哉)
 芳子ちゃんが,仮説実験授業を楽しむ中で居場所を見つけ,自分
自身を見つめ,振り返り,号泣したという話がとっても心に響きま
した。もしも,芳子ちゃんが仮説実験授業に出会わなかったらと思
うと,生き生きと元気に過ごすことができなかったでしょう。教育
の重みをとても強く感じました。
◆「読むことを軸として」(小川 洋)
 山本さんの「あめだま」の授業風景を読みながら,ほんわかした
気分になりました。実際に授業を見てみたかったなあという思いと
ともに,こんな授業をやってみたいなあと強く思います。山本さん
の他の教材での授業記録を読んでみたいです。
◆「毎日10分の小さな幸せ」(二宮聡介)
 僕も,担任したら必ず静かに話を聞いてほしいと思って毎日読み
聞かせをしていました。最後の子どもの問いかけに対する二宮さん
の答えがいいですね。途中で時間がなくなって止めた時,「何で読
んでくれないの?」と言った子どものことが思い出されます。その
時は,「続きは,自分で読んでね」と答えたのですが,読書好きに
なってくれたらいいなあという思いは,その時にはなかったなあと
改めて思います。
◆「あっという間のわらびもち」(日吉資子)
 この前,福岡であった会で日吉さんから直接わらびもちの作り方
を教わって作りました。本当に,あっという間に出来上がります
ね。その時に,「何で〈わらびもち〉と言うのかな?」と思ったの
ですが,本物はわらびからできた粉を使うんですね。昔の人々は,
いろんな粉を使って食べ物を作っていたんだなあと思いました。
◆「〈たのしい教師人生〉を『選ぶ』ということ」(伴野太一)
 中さんの考えや伊藤恵さんの「評価論でしょ」という言葉が頭の
中に残りました。子どもの評価を大切にするという評価基準を持て
ば,周りの先生たちとの基準と大きく変わってくるので,学校での
居心地はかなり悪くなってきます。でも,子どもたちの評価に支え
られて生きる気持ちよさを知ってしまったら,後戻りはできませ
ん。そんなしあわせな教師になれるということが,伴野さんの記事
でよくわかりました。伴野さんと同じように僕も幸せな教師ですと
言えることがうれしいです。
◆「仮説実験授業を始めよう」(中村 文)
 今年の冬の全国大会の資料の一つとして中村さんが描いた漫画だ
と思います。絵で表してあるので,とてもわかりやすいです。周り
に説明する時にぜひ使わせてくださいね!
◆「『国産ワイン』の製造量」(郡 進)
 知らないことがいくつか出てきました。まず外国から輸入した原
料で作っても,国内で作ったら「国産ワイン」なんだというのは,
驚きでした。そのワインの原料の一番の輸入先は,南米だろうと
思ったら,ピンポンと大正解!国内でワイン用のぶどうを一番作っ
ているのは長野県というのも,知りませんでした。九州に住んでい
ると長野県=ワインというイメージがまったくありませんでした。
身近なところにたくさんの?があるもんですね。

●後藤和哉(徳島,小学校)
板倉聖宣『テロといじめと教育』
 大変読み応えのある記事で,ボクも感じていたことを書いてくれ
ていたので「そうだ,そうだ」と頷きながら読みました。フランス
での事件が起きた時に教室でも子どもたちがものすごくイスラム
ことを非難していることがありました。やはりテレビでイスラム
悪というように思わされているような気がします。そう思わざるを
得ないような報道に嫌気がさします。その都度「たしかに人を殺す
ことはよくない 。でも,なぜそうなったのかって考えるとこちら
側もかなり失礼なことをしている。何もかもがイスラムが悪いとは
思えない」と話したことがあります。
 ここに書いてある通り,「正義」を判断基準にしてはいけないと
強く思いました。何を正義とするのかは一人一人違うのですから
ね。
◆小川 洋 『読むことを軸として』
 山本正次さんの授業記録を読んで,ところどころ子どもたちを本
当に大事にしているなと思う場面がありました。子どもをいじめる
ことのない授業のしかたを心地よく感じました。

●木村 寛(鹿児島・中学校理)
◆テロといじめと教育(板倉聖宣
 一番興味を持って読みました。イスラム教やキリスト教の人たち
にも,ぜひ読んでもらいたいと感じました。
◆≪たのしい教師人生≫を『選ぶ』ということ(伴野太一)
 これもとっても良かったです。途中読みながら,伴野さん「こん
なに強くなったんだー」「スゴイなー」と思いながら読んでいる
と,最後に本音の部分が出てきたりして……笑えました。でも,そ
こが伴野さんのいいところだと思います。僕をはじめ多くの人が,
これを読んで,気持ちよく4月のスタートを切れたのではないで
しょうか。
◆仮説実験授業を始めよう(中村文)
 初めてする人にはとても分かりやすい内容でした。
◆何よりも「たのしい」ってやっぱり大事だと感じたとき(後藤和
哉)
 芳子ちゃんを変えてしまった《生類憐みの令》,僕も授業にかけ
てみたいと思いました。
◆読むことを軸として(小川洋) 国語の授業で「楽しかった」と
いう経験がないので,「子どもたちの生き生きとした」こんな授業
を自分も小学生のころに受けて見たかったです。
◆「国産ワイン」の製造量
 ワインの生産量1位は山梨県だと思ったのに神奈川県だったから
驚きました。
 輸入された濃縮ブドウジュースから作られたワインも国産ワイン
として売られているというのも不思議な感じです。

●中村 文(福岡・小学校)
 今年は,6年生担任!となりました。昨年は5年生担任だったの
で,クラス替えはありますが持ち上がりです。とりあえず,毎日1
時間でも楽しく過ごせたらいいなぁ&あまり高い目標を立てずに
やっていこうという事を意識してやっていきたいと思っています。
◆テロといじめと教育(板倉さん) 本当に,もうドキドキしなが
ら読みました。このところずっと気になっていたテロ事件について
だけでなく,教育現場での紛争についも,改めて確認できた・・・
と思います。
 やっぱり私,仮説実験授業を通じて子ども達の良さを見つけて行
きたい。そして,自分の正義感ばかりを前面に押しつけているよう
な行動は控えていきたい。……ところが,そう思いつつも,「じゃ
あ,〈人それぞれの正義感〉って一体何だろう?」と考えると,わ
からなくなってくるのです。
 人をたたいていたら,子どもに「たたいちゃダメ」って言う。で
も,たたいた子にもたたく理由はあると思うから,その気持ちは受
け止めてるよってことが伝わるようにしないと,「たたいちゃダ
メ」が押しつけになるのかな?
◆何よりも「たのしい」ってやっぱり大事だと感じたとき(後藤さん)
 「芳子ちゃんは怒られてばかりでつらかったんだな。自分の正義
を押し通しすぎてしまった結果,自分が〈いじめ〉にあってしまっ
て,とても苦しかったんだろうなぁ。それなのに,今のこの私は子
どもに対して正義を振りかざして怒っているのではないか?」と,
読みながらいっぱい自問自答をしていました。
 後藤さんの資料の中に,「〈指導〉は大事かもしれませ
ん。・・・やはりその後,その子が笑顔で暮らせる方法・みんなと
笑顔になれることまでやってこそ指導だと思う」という文章には,
ものすごく納得しました。
 子ども達と一緒にたのしい時間を過ごしたいという事が基準にあ
るというのは,すごく大事なことだとは思います。
 でも,「学校生活を楽しくするのは,先生がするのではなく,子
ども達自身ですることが大切」とか「教師が楽しくすごすようにす
るのではなく,子ども達自身が〈学校が楽しい〉と思うことが大
事」というようなことを耳にします。
 子どもが楽しいと思える状態が,教師にとって楽しい状態ですよ
ね。と考えるのは,まだ少数派なのかな。
 ともかく,後藤さんと板倉先生の文章が身にしみました。
◆読むことを軸にして(小川さん)
 私,「あめだま」大好きです。光村図書の5年の国語の教科書に
あめだまが載っていて,嬉しくて仕方なかったです。正次さんの
『読み方授業書案集』(キリン館)も持っていて,その「あめだ
ま」をまねしています。何度やっても楽しい!です。そして,改め
て読み方の4つのステップを確認しました。次やるときは,この4
つのステップをもうちょっとちゃんとやろう……結構さらっとやっ
ていましたから。
枇杷のたね(多武さん)
 尼崎で木村さんの読解の講座に出ました。授業プランも受けてみ
て,「おーー!なるほどな。こういうことか!」とそのときはわ
かっていた(つもりになっていた?)のですが,一ヶ月も経ってい
ないのに結構内容を忘れていました。ですから,多武さんの授業記
録をまた読んで,「あー!!こういうこと講座でやった!!」と復
習していました。
 私,国語大嫌いです。ここ最近は,文章を書くこと・読むことに
かんしては苦手意識が若干減りましたが,やっぱり苦手です。読解
という名前を見ると,「どっかい・・・ぎゃー,難しそう。国語す
かん!!」と,なるくらいダメです。
 でもプランの中にあった,「述語に分ける→主語を見つける」と
いうのは講座で実際にやってみたんですけども,おもしろかったん
ですよね。わりと単純作業だし。
 講座でも,「え?どれが主語だっけ?」とか,参加者の方々とい
いながらやってましたもん。
 あ,でもその後の「気持ちのプラス・マイナス」はちょっと難し
かったかな。特に(8)の場面は,講座でも「え?何で?」という
方もちらほらと…。
 一度,6年生でもやってみたいなーって思います。「どんな反応
がでるのかも楽しみだなぁ。
◆〈たのしい教師人生〉を「選ぶ」ということ(伴野さん)
 私,この研究会に参加していて,伴野さんの講演を聴いていまし
た。保護者の方々からもらったプレゼントも見せてもらいました。
本当にステキなプレゼントで,「これはもらったらほんと嬉しいよ
なぁ」と思って聞いていたのを覚えています。
 伴野さんの,「自信がない自分の文章」は,自分もそうだなと思
います。他のクラスがすごくよく見えることがたくさん。なんでう
ちのクラスだけこんなにうるさいの? もめるの? とか,すごく
思うことが多いです。
 また,若い人が本当にばんばん仕事するんですよね。うちの職場
も若い人がかなりいて,「文先生は,もう中堅やね」って言われま
す。そして,「中堅だからこそ,若い人に先生のいろいろな技術を
教えてほしい」なんてことを言われます。笑顔で「はぁ〜」と応え
るしかできないのです。
 今年「情報主任」になったのですが,ほんと名ばかりで,ホーム
ページ更新は「できません」といって教頭先生に任せ,情報教育の
資料が来ても,読めないのです。でも,自分が好きな運動会の
BGMを作れる!やったー!ラッキー☆なんてね。
 私も自信はないです。現に,子ども達からちょっとしたことをい
われると,軽く落ち込みますもん。だから,p.87あたりは,私も
そうだから,すごく気持ちがわかります。
 私,ものすごいびびりなので,周りの先生達の目を気にしちゃっ
います。言うことは余裕ありそうにしていても,心ドキドキド
キ・・・。〈したたかに,しなやかに〉という生き方はあこがれで
すが,正直いうと,たのしいだろうなあって思うことでも,環境を
考えてやらないこともままあります。
 でも,「子どもの方を向いていたい」「自分を大切にして正直に
生きたい」という気持ちは大切にしたいです。その気持ちを大事に
しつつ「今はたのしい授業できなくても,いずれできる!!」と
思っていたら,意外にできることもあるので・・・笑。

●荒川康夫(小学校1年担任)
 4月号は読みごたえのある記事がたくさんありました。その中で
印象に特に残った記事はつぎの5つです。
板倉聖宣さんの「テロといじめと教育」
 テロと対立する社会の対立を解くカギが学校のいじめ問題にある
ことを知らされました。確かに双方が正しいと思っているわけです
から,寛容の精神で双方の立場を考え主張を聞きながら解決の方法
を探っていく。学校のケンカの仲裁のとき使う方法,これしかない
ですね。そうでなければ永遠の泥仕合になってしまいます。みんな
もめごとはそうやって解決してきたはずなのに,双方が一方的に
「悪い」と主張しているばかりではだめなんです。日本はそれをす
るいいポジションにいると思うのですが,最近の教育現場は社会の
成果主義を反映して,給料をポイント制(チームワークで仕事がで
きたかなどの)で出そうとかおかしなことになってしまいました。
◆多武義也さんの〈枇杷の種〉
 木村千賀子さん考案の読解授業プランの授業記録が出ました。具
体的にはどうすればよいのか分からなったので,この記録が出てよ
かったと思います。品詞分解,主語と述語に分けることを通して作
者が何を言いたかったのかを知る読解のプランの筋道がよく分かり
ました。今度は散文,物語の展開も出してほしいと思います。
◆伴野太一さんの「〈たのしい教師人生〉を〈選ぶ〉ということ」
 このレポートがいちばんシビアで興味深く読みました。仮説実験
授業を知ると教師としての生き方が変わってしまいます。子どもを
大事にするということでは学校の先生はみんな同じ立場なのです
が,どうしても学校の平均的な先生とはずれてしまう。それがどう
してなのかがこの資料で分かったような気がしてきました。それは
「寛容」という考え方が違うのかもしれませんね。この生き方を選
択してしまったのだから,多少ずれてもしょうがない,ずれたとこ
ろから発信していくことがだいじなのかもしれません。
◆中村文さんの「仮説実験授業を始めよう1〜11」
 このマンガは楽しいです。仮説実験授業の方法がよく分かってい
いなと思いました。さっそく,新しい先生に読んでもらうことにし
ました。
◆福島純子さんの「ワインボトルを描こう」
 線から入ってしかも定規を使って実測値で側面図からから描いて
いくというやり方に驚かされました。この下書きだけで十分本物ら
しくなっていくので,次の授業を待つ児童の態度が俄然意欲的に
なっていきますね。おまけのところ(サクランボを描く)はちょっ
と厳しいけど,本体自体なら直ぐにできそうな気がしてきました。
間違った線は「違ったところだけ消す」というのも素晴らしい方法
だと思いました。

佐々木邦道(千葉・小学校)
 取り急ぎ順位のみ連絡します
◆1. テロといじめと教育
 私も同感です。多神教である日本人が,国際社会の中でできる積
極的な役割があると思うからです。アメリカ追従の政治は肯定でき
ません。
◆2. 毎日10分の小さな幸せ
 読み聞かせの時間は,教師がホットできる時間の一つです。やる
ことが決まっていて尚かつ,その内容が,子ども達に歓迎されてい
る保証であると,ホッとするものです。
◆3. こんな自分が先生に
 経歴がおもしろい。海外に興味のある私にとって,これからの展
開に期待しています。
 短いコメントですみません。

●宮本明弘(海外科学授業)
◆テロといじめと教育(続刊の言葉)板倉聖宣
 今の世間の状況に不安を抱いていた私に,具体的な考えの指針を
与えていただいたような内容に,十分満足しました。また,自分の
考えが基本的にはそう間違ってはいなかったことが確認できてホッ
としました。ハッとする箇所を見つけては,いくつもアンダーライ
ンを引いていました。どのくらい自分のものになったかはこれから
のことですが,しっかりと判断して暮らしていきたいです。
 4月号に掲載予定だった〈自由と寛容〉の内容も,この「緊急提
言」に十分に取り上げていただいていたので満足です。5月号は
「科学とフリーメイソン」ですね。楽しみにしています。
◆あっという間のわらびもち
 日吉資子
 題名通りのおやつですね。授業で子どもたちと作ってみたかっ
た…。→そこで,さっそく片栗粉を買ってきて作ることにしまし
た。もう30年も前に,自分でわらび餅を作ったことがありまし
た。というのも「わらび餅粉」という名の商品をスーパーで見つけ
たからです。その当時は,わらび餅とわらびとは,私の頭の中で結
びついておらず,原料名に「甘藷でんぷん」という名を見つけて
も,「わらび餅は,さつまいものでんぷんで作るのか」ぐらいの感
覚でした。でも,お店で売られている「わらび餅」が自分で手軽に
作れることを経験し,感激しました。が,さらに,「本当はあの山
菜のわらびのでんぷんで作るのだ」と知ったときは,もっと驚きで
した。また,私の子どもの頃は,わらび餅のことを「ぺろぺろ」と
言っていました。大人になってそのことが,わらび餅と同じなのだ
と知りました。舌(べろ)の形に似ているから,そんな名前がつい
たのかなと思います。
◆〈たのしい教師人生〉を「選ぶ」ということ     伴野太一
 伴野さんの正直な気持ちが語られていてとてもいいお話でした。
〈仮説実験授業を選ぶ〉という一見何ともないようなことが,じつ
は自分の評価基準を子どもに置いた瞬間なのだと改めて思わされま
した。私は今までに,「一大決心して仮説実験授業を選んだ」など
と思っていませんでした。でも,いつの間にか子どもの側に立って
いました。そして,何よりも自分の側に。どこかのある場面,いつ
かのある瞬間,ささやかな抵抗をし,自己主張し,ちょっと人間関
係が悪くなることを心配して関係を修復したり,大きく妥協した
り…。でも結局は,自分の決めたようにしか動けませんでした。そ
んなとき,落ち込んだり,不安でしかたがないときもありました
が。
 でも,〈仮説実験授業〉という大きな考えの柱を持っていれば大
丈夫です。間違えることはない。でも,そんな私でしたが〈仮説実
験授業〉でもダメだと思ったことがありました。そのときは,ほん
とうに教師を辞めるしかないなあと思ってしまいました。でも,そ
んな自信喪失した自分を救ってくれたのも,クラスの子どもたちで
した。ありがたい。やはり,もっとしっかりと仮説を理解していき
たいです。
◆仮説実験授業を始めよう
 中村 文
 マンガで仮説実験授業を紹介できるなんて羨ましい。で,中身も
バッチリです。言うことなし。
◆ワインボトルを描こう
 福島純子
 子どもたちと描く前に,まず自分で描いてみたいなあと思えるレ
ポートでした。バケツは何度か自分でも描いたことがあるし,子ど
もたちにも描いてもらいました。とてもよい評価でした。ワインボ
トルはバケツよりも結構ハードルが高いと思っていましたが,この
レポートを読んでいるうちに,何だか描けそうと思えたのです。機
会があったら是非挑戦してみたいですね。それというのも,福島さ
んが丁寧に要所要所を説明してくれているからだと思います。とて
もよかったです。
◆Into the wild  荒野へ   七里有三&綾乃
 いやあ,とてもワイルドな人生ですね。決心の仕方がすごい! 
ちょっと普通の私には真似ができません。でも,お二人の体験話に
はとても興味・関心があります。従って,残りの5カ月の連載がと
ても楽しみです。旅行中の言葉はどうしたのでしょうか。英語?だ
けでは間に合いませんよね。いや,やっぱり日本語オンリーで突き
進んでいくのかなあ,など楽しみなことがいっぱいです。それとも
う一つ,キッパリと教師を辞めたのに,今現在小学校の教師をされ
ているんですよね。そのあたりのことも知りたいです。最後に干し
芋大好きです。でも,茨城産のものをよく食べています。調べたら
わかることですが,袋井市というのはやっぱり静岡県ですよね。
◆カルトクイズにこたえます。 ア.ガリ本図書館  犬塚清和
 イ.キリン館  岡田哲郎
 ウ.ほのぼの出版 中一夫
 エ.カウベル堂 山路敏英
 オ.青空出版/樹楽庵 喜友名一
 カ.いたまえ出版 伊勢革観
 キ.啓信書房 出口陽
 「カルト」という言葉は「おたく」でいいのですかね。サークル
で聞かれてそう答えてしまいました。

●小野健司(徳島,大学)
板倉聖宣「テロといじめと教育」
イスラム過激派による一連の事件について,若者と話す機会があ
りました。その若者は,教室の子どもたちに「やり方は良くない
が,イスラム側にもそれなりの正義があるのだから,そうした主張
にも耳を傾けなければいけないよ」と諭した,ということでした。
彼は,「仮説教師」なのですが,ボクは「仮説実験授業を学ぶ」と
いうことの大きな意義をあらためて感じました。50年以上の力積
は,ボクの想像以上に大きいものなのかもしれません。だから,こ
れからも〈たのしい授業〉を続けていきたいし,『たのしい授業』
も続いてほしいな。
◆後藤和哉「何よりも〈たのしい〉ってやっぱり大事だと感じたとき」
⇒「私たち〈たのしい授業派〉のできることって,すごく大きい
な〜」と感じることのできる資料でした。板倉先生の「続刊の言
葉」の後に続けてあるところも,とてもよかったです。。
◆小川洋「読むことを軸として」
⇒山本正次さんによる「よみかたの授業」好きです。肩肘張らず
に,飄々と授業ができるからです。今回は,山本さんの「実験方
法」を知ることができて,特によかったです。
◆中村文「仮説実験授業を始めよう」
⇒斬新だ〜!ゼミのときに使わせてもらいます。

●千葉 真(大阪・小学校)
◆1. テロといじめと教育 板倉さん
 連日,テロが報道されています。でも善悪の範囲で語られていま
す。どのマスコミも同じ論調です。一つぐらい違う観点から報じる
マスコミがあってもよさそうなに見当たりません。
 そんな中,板倉さんの文章はとても腑に落ちます。新たな視点を
提供してくれています。しかもそれはぶれてません。すばらしいで
す。未来が明るく感じられます。とてもうれしくなります。〈正
義〉を判断基準にしてはいけない。この言葉に出会ってよかったで
す。
◆2. 仮説実験授業を始めよう 中村さん
 まんがで紹介されているのがよかったです。今月はとても忙し
く,あまり目を通していません。そんな中,さっと目を通せるこの
記事はとてもよかったです。新鮮でした。まんがではダンディ先生
シリーズも私は好きです。

編集委員ではないですが(1)
●松田心一(鹿児島)
◆板倉さんの「テロといじめと教育」は,またまた重要な提言に思
います。ここでも紹介されていますが,15年ほど前に本誌に書か
れた「テロと戦争の時代の始まり」で板倉さんの予想は見事なまで
当たっていました。学校でのいじめと国際的なテロの問題が,「発
生から拡大への経緯まで構造的に同じだ」という板倉さんの指摘
は,〈ホントにそうだ!〉と私にはとても説得的に思えました。よ
く耳にする「論理の飛躍」とは全く違うと思うのです。どうして世
政治学者や外交評論家,コメンテーターはそれに気づかないので
しょうか。彼らが正義感でしか見ていないことに起因することが,
この提言を読めばわかってきます。「両者の対立に捲き込まれず,
完全な〈中立の立場〉に立つ」ことが,「深刻な対立すべてに通じ
る原理」と言われていることに,「そうなんだ!“原理”なんだ」と
とてもとても頷けます。増し刷りして,周囲の知人や友人たち,職
場の同僚にぜひ紹介していきたいと決意を新たにしました。
◆伴野さんの小原茂巳先生との出会い,小原先生と伴野さんの魅
力,師弟関係の素晴らしさが「授業」を通して築かれていることに
感銘を受けました。仮説実験授業を選ぶということ,楽しい教師人
生を選ぶということ,子どもの立場に立って考えられることを選ぶ
ということ。選ぶことは自分自身です。そんな自分に自信をつけて
くれるのも仮説実験授業だと思わせてくれるとてもいい内容でし
た。
◆多武さんの〈枇杷のたね〉。中学生対象の教材を小学2年生がこ
こまで読み取るのかと驚きました。ウ〜ンすごいですね。きっと竹
久夢二の詩のすばらしさと,このプランの授業運営の方法とがマッ
チしているからこそ,小学2年生が深く読み取ってくれるのだろう
と思います。
◆小川さんは故山本正次さんの授業をDVDから学び,音読だけの
授業の素晴らしさを伝えてくれます。山本さん提唱の4つのステッ
プもとても分かりやすくて,その気になれば誰でもがまねできるよ
うになっているのがとてもいいですね。
◆郡さんの記事から,日本で販売されているワインの材料と原料の
関係,表示のトリックを知ることができて,とても参考になりまし
た。こんどワインを買うときは気をつけようと思います。飲んべぇ
の私には役立つ情報でした。
◆中村さんの漫画による仮説実験授業の紹介。マンガ文化の若者
(若い先生方)には,とても親しみやすくて入りやすい仮説実験授
業入門用資料になることでしょう。
◆後藤さんの記事で,「指導」が〈死導〉にならないようにするた
めには,「こどもが笑顔になれることまでやってこそ」の一行に
は,〈ほんとにそうだよな!〉まったく同感しました。

編集委員ではないですが(2)
●川又好倫(茨城・中学校理科)
 久しぶりに,感想を送らせていただきます。
◆「テロといじめと教育」(板倉聖宣他)
 これを読むまでは,私はフランスの新聞社襲撃に抗議する人たち
と同じように,「風刺する自由を」と,考えていました。まさに,
新聞社側の考え方になっていたのです。板倉さんの書かれている,
「他の人々を極度に不愉快にするような記事を載せる〈言論/表現
の自由〉などない」とは思っていなかったからです。私も,パリの
人たちのように,〈言論/表現の自由は無限だ〉と思っていたので
す。
 「他の人々を極度に不愉快にするような記事を載せる〈言論/表
現の自由〉などない」ということは,心にとめておきたいと思いま
した。
 「フランスでは,これ〈宗教〉に関しては,どのように風刺して
も許される」という考え方が,イスラムの人たちの信仰に対して,
大変侮辱的な表現を生んでしまったのでしょうが,新聞社襲撃の一
派に対しては,「人が生きる権利を侵す」ことは許されないと思い
ました。たぶん今までも,風刺に対して,抗議してきたのかも知れ
ないのですが。言論で煮は,言論で対抗していてほしかったなあと
思ってます。
 「対立の状態にあるとき」,両者の対立の捲き込まれずに「完全
な中立の立場」で紛争解決をはかる。大事なことだなと思いまし
た。今までの自分の経験でも,どちらか一方の立場に荷担してし
まったようなときは,両者の対立は解消できなかったように思いま
す。やっぱり,両者の言い分をしっかりと聞いてあげることが大事
だったなと思うのです。板倉さんの言う「〈正義〉を基準にしては
いけない。寛容の精神をもって,仮説実験的に考え,行動しなけれ
ば,悲惨な歴史を繰り返すことになるでしょう」は,とても大事な
ことになるなあと感じました。
◆「何よりも〈たのしい〉ってやっぱり大事だと感じたとき」(後
藤和哉)
 正義感の強い少女が「問題ばっかり起こす」状況になってしま
い,「先生に怒られる」という状態になっていたのですね。正義の
押しつけが「いじめ」となっていたのでしょう。
 たのしいことは,そんな少女の考え方や感じ方,行動をどう変化
させたのでしょう。周りの友達もまた,たのしいことにより,何か
が変わっていったのでしょう。
 芳子ちゃん,よかったねと言ってあげたいです。学校へ来るのが
たのしいということを,してあげなくちゃと感じました。
◆「〈たのしい教師人生〉を『選ぶ』ということ」(伴野 太一)
 “授業を楽しんで”というところに,拍手を送りたいです。
 “授業書をやることを選んで,実施すること”は,普通の先生には
抵抗があるようです。ものづくり的なものには抵抗がないんだけど
ね。授業書で授業をする,教科書を使わない,には抵抗がいっぱい
あります。去年,“授業をやってはいけない”みたいになったことを
思い出しました。
 やっぱり,「子どもがよろこんでくれる授業をしたい」が,ぼく
の中でも基準になっている気がします。受験でも,テストでも,同
僚,管理職などお偉いさんでもなく,まずは子ども生徒です。この
基準,伴野さんと同じだと強く感じました。
◆「仮説実験授業を始めよう」(中村 文)
 漫画でわかりやすかったです。仮説実験授業のやり方がわかりや
すくなっていると思います。
◆他にも,グリーンページの七里さんご夫妻の記事も,「え,教師
をやめてですか」と突っ込みたくなりました。どんな展開が今後
待っているのか,楽しみです。
 
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実践してみたいと考えている方などに,弊社の新刊情報を少しでも
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ています。そのほかにも,『たのしい授業』の情報,新しい実験器
具やおもちゃの情報もいち早くお伝えできればと思っています。当
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