〔仮説社PublicRelations〕No.212

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〔仮説社PublicRelations〕No.212
2015年11月19日
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★目次★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

『たのしい授業』9月号の反響
 「編集委員のおたより」を中心に(後編)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


 『たのしい授業』について,毎月,主に編集委員からですが,た
くさんの感想をいただいています。でも,『たのしい授業』の「編
集委員会ニュース」欄で紹介できるのは,スペースのつごうで,ご
くごく一部。そこで,このメールマガジンで,そのほとんどの部分
をご紹介させていただいています。
 今回は,9月号の反響(後編)13人分のおたよりを紹介しま
す。かなり長文です。
 引っ越し騒動で,大変遅くなりました。すみません。
 なお,「おたより」は原則として原文のままです。表記などは統
一していません。


◇◇◇ 2015年9月号「まねできる図工・美術」 ◇◇◇

●栗原正治(群馬・小,教頭)
 たぶん意図して編集したのではないでしょうが,ボクにとっては
「教育が結果的に劣等感をもたせてしまうものでは,いけない」と
いうことを感じさせられた9月号でした。
◆〈創造性〉という名の呪縛(黒田康夫)
 目次の題名を見た瞬間から気になりました。ボクは学校教育を通
じて,美術に対して劣等感を学んだという記憶しかありません。だ
から教師になっても図工だけはなるべくもたないようにしてきまし
た。黒田さんの話は,美術教育だけにとどまらず他人に技術を伝え
ること全てに適応できる話しです。模倣がルネサンス職人の世界に
までつながっているもので,決して軽んじるものでないことがよく
分かりました。
◆〈自分と違う意見を馬鹿にしない伝統〉を大切に(板倉聖宣/竹
田美紀子・編)
 それと関連して,「真理は◯◯で決まる」(アリがタイなら倉庫
/山田正男筆)「仮説実験授業というのは論争で真理が決まるよう
になってないです」(103ぺ)……黒田さんの話を読んだ後だった
ので,余計に理解できました。そのつもりでなくても,結果的に劣
等感をもたせてしまうことは,科学の求めるものではないことを実
感しました。
◆学ぶ喜び(小原茂巳)
 「勉強がたのしい」というのは,常識でないのかもしれません。
土橋くん(一度もお目にかかったことはないけれど)は,まだ教師
に成り立ての頃「ボクがなりたかったのは,こんな仕事だったのか
なあ」とやる気を失いかけていたときに仮説実験授業に踏み込ませ
てくれた恩人です。
◆心から「たのしい」と思える授業を(三木淳男)
 授業記録も特別支援学級でのたのしいやりとりが思い浮かび,良
かったですが,最後に書いてあった授業記録をとることの利点がと
ても良かったです。
◆「はらぺこあおむし」をつくろう(福島純子)
◆シンプルな線でオシャレな横顔の版画をつくってみました(由井
宏幸)
◆グラデーションで描く ジュース/秋の風景(二宮聡介)
 こうした具体的な形で,模倣できるプランを紹介してもらえるの
が,『たのしい授業』の良いところですね。

●樋口みどり(広島・ヨガ講師)
◆小原さんの「学ぶ喜び」がとってもよかったです。仮説実験授業
を受けると,「そうなんだよねー」ということが書いてあって,一
番に読んで共感です。土橋君,前川さんの感想もいいです。そして
小原さんの純粋な心がすごくいいです。
◆由比さんの「横顔の版画」
 シンプルで間違えずにやれそうです。意外でステキ,センスがい
いなぁという感じです。
◇日吉さんの「ほんのりシュワっと炭酸ゼリー」
 何回か挑戦したけど,固まりませんでした。失敗するコツ?があ
れば教えてほしいです。
◆黒田さんの「〈創造性〉という呪縛」で,いかに創造性に束縛さ
れているかがわかりました。「同じことをやっても全く同じにはな
らない」し,「同じことをやるからこそ,それぞれの違いがわか
る」……なるほど,です。「師を模倣するところから弟子は学
ぶ」,そのとおりです。いいなと思う人,事,物を,マネして取り
入れて,自分のものにしていくというのは,自分も成長していくの
がわかるし,近づいていく楽しさもあると思います。
◆三木さんの「心からたのしいと思える授業」は特別支援学級での
授業でも,やっぱり楽しいと,子どもさんにも先生にも,いいなあ
と思いました,ワタシの子どもは発達障害児ですが,ゆっくり丁寧
に教えればわかるし,楽しいことは必ずわかります。ピントがずれ
てることもあるけど,普通にはない視点で,それもまた発見で,こ
ちらも笑ってしまいます。楽しさは,伝わります。
◆和泉さんの「石墨を探して」は,賢次郎さんの「がけの地層を見
て,あそこの層ではこんなことがあったな,とか,考えるだけで楽
しい,石をみて地球の歴史がわかる」って,ステキな言葉だなと思
いました。
◆板倉先生の「〈自分と違う意見を馬鹿にしない伝統〉を大切に」
は題名からしていいです。それで十分っていうか,「誰かにお説教
されてわかったんじゃない」「自分が〈本当にそうだったんだな
あ〉と思う」ことの大切さ,そうであればこそ,「間違って楽し
い」ということにもなるということ……そのとおりです。
◆「アリがタイなら倉庫」(145ぺ)でも,同じ趣旨のところが,
心に残りました。

●荒居浩明(神奈川・小学校)
◆黒田さんの「〈創性〉という名の呪縛〉」がよかったです。
 真似するのは,たいへんすばらしいことだとわかっていながら,
黒田さんが最初に思っていた通り,「何かしら〈個人の創意工夫〉
があらねばならない」という思いは,いつも心のどこかにあるよう
な気がします。
 絵をそのまま写すのは,何かいけないことをしているのではない
かみたいな思いを持ってしまう人は多いかもしれません。しかし,
例えばトレーシングペーパーで絵を写したとしても,それだけでも
個性が出てきます。同じにはならないところがおもしろいです。字
もそうです。字を写すような教材も出ていますが,それのどこが問
題なのかと思うでしょう。書けるようになればいいじゃないか。た
のしく字が書けたらいいじゃないか。そうなれば絵だって同じ。
私は,ウルトラスーパー「絵が苦手」なので,写しただろうが何だ
ろうが,〈自分が描いた絵〉がうまく見えたなら,うれしくてたま
りません。
 最近,野外教室で,子どもたちに絵を描かせなければならないの
に,キミ子方式もどきで,虫の絵を描いてもらうと,それだけで子
どもたちは喜んでくれます。私も,見本でちょっと描きますが,そ
れを見て子どもたちが「うま〜い」と言ってくれます。これは,写
し絵ではありませんが,子どもたちは,描いてある絵や写真を見て
も写してもいいと言っています。それがいいんです。
 ちょっと話はそれましたが,苦手な人にとっては,写してでもう
まく描けた,真似してでもかっこよく描けたことがうれしいので
す。
だから,黒田さんのこの記事はたいへん納得できるものでした。
ただ,一か所音楽のことを例に出されていますが,
「お気に入りの歌手の歌を同じように歌えるようになる・手本通り
にできるようになる喜び」というのは,ちょっと違うような気がし
ます。これはあくまでも例として言っただけなので仕方ないです
が,そのようにできない人が多いから,音楽の授業は嫌いになる人
が多いと思うからです。そういう意味で,音楽の真似はなかなか難
しいのかもしれません。
 いずれにしても,創造性の呪縛からは,多くの人が,できた作品
を見る人も,解き放ってほしいと思います。
小原茂巳さんの「学ぶ喜び」とてもよかったです。
 一言ですが,かなこさんの
「きらいがね すきになったよ はんとしかん」
が全てを表しているような気がします。この川柳が心に残りました。
◆和泉浩一郎さんの「石墨を探して」がとてもよかったです。
 出だしの「鉱物学にはまった僕」というところに共鳴しました。
私も似たような経験がたくさんあるからです。
授業書を勉強して,授業をしてから,いろいろなことに興味を持つ
ようになったのは,私自身だからです。そこから広がる世界は本当
に広くてうれしくなりました。また,他の人にも伝えたいと思うこ
とばかりでした。
そういう意味でもたのしんで読むことができました。音調津鉱山に
も行ってみたくなりました。ありがとうございます。
◆門馬 寛さんの「災害と人口」よかったです。
 本当によく調べたなぁという感じです。福島県に住んでいる門馬
さんだから余計に説得力がありました。このような視点で物事を調
べるということがいいです。嫌なイメージなしに見させていただき
ました。グラフも驚きです。
◆二宮聡介さんの「グラデーションで描く ジュース・秋の風景」
 とてもいいです。このようなたのしい絵のプランがあるとうれし
いです。昔,フルーツパフェをこれと似たようなやり方で,子ども
たちが描いたことがあったのを思い出しました。たのしく描けるの
が一番です。
☆(全体を通して)絵を描く・ものを作るのに重要なのは,うまく
描けるというよりも,たのしくて,また描いてみたくなる・作って
みたくなると思うことだと思います。うまくできたけれど,もうや
りたくないでは,うまく合唱できたけれど,もう歌いたくないと同
じになってしまうからです。今回のテーマはそこが重要だと思って
います。
◆それ以外にも,日吉資子さんの「ほんのりシュワっと炭酸ゼリー」
◆板倉先生の「〈自分と違う意見を馬鹿にしない伝統〉を大切に」
がとてもよかったです。

●高木仁志(街角かがく倶楽部:瀬戸)
◆学校での「科学クラブ」で2回連続で≪ドライアイス≫の授業を
したので,三木さんの「心から“楽しい”と思える授業を」という記
事が,ボクにはタイムリーでした。それにしても,考えてみれば,
「こんな楽しいドライアイスの授業が教科書にはないというのは,
いったいどうして?」という気持ちになりました。そんなことは,
決して「ドライアイス」の授業に限ったことではないのですが,
ふっとそんなことが不思議なことに思えてきました。
 そして今回,夏休みの「科学クラブ」で「鳥かごの中の鳥がカゴ
の中でホバーリングしているときの,そのときの鳥の体重は量りに
出るか」という問題を考えたときの多くの疑問が,このドライアイ
スがホバーリングしていても,量りにその重さがちゃんと出るとい
うことで,「分かった」という人がいました。サークルの仲間がこ
の鳥のホバーリングの問題のためにおもちゃの〈ヘリコプター〉や
〈ドローン〉を買ってまで実験してくれましたが,なかなかその二
つをホバーリングさせることの難しさも分かりました。
◆それから,日吉資子さんの「ほんのりシュワッと炭酸ゼリー」の
記事も,ドライアイスの授業で「二酸化炭素」に関心が向いている
ときだったので,興味深かったです。先日,テレビで「〈入浴剤〉
の炭酸の泡で進むというおもちゃの船」のことを紹介していまし
た。こうしてみると,「二酸化炭素」というのは,案外身近なとこ
ろで使われているということのおもしろさを感じました。
 そこで,最初の「こんな楽しいドライアイスが普通学校で取り扱
われない」という問題のことなのですが,「危険なことはなるべく
避ける」という風潮があるのではないでしょうか? そう言えば,
「マッチでろうそくに火を点けて,底にドライアイスを入れたコッ
プに発生した二酸化炭素で火を消す」ということを一人一人全員に
やってもらったときには,「このような経験を実際に体験してもら
うこともたまにはいいものだ」と感じさせられました。
◆その体験というのは,ただの体験だけれど,竹田美紀子さんと山
田正男さんが同時に紹介してくれた板倉先生の「仮説実験授業は実
験で決まる」というときの「実験」ほどではないにしても,なにか
しら貴重な体験になることのような感じがしています。なんでも体
験すればいいというものでないことは確かだとは思いますが,少し
「プチ危険」を伴ったような体験もときにはいい刺激になっていい
ように思いました。

佐々木邦道(千葉・小学校)
◆1.学ぶ喜び
 仮説実験授業を受けた子どもが「学ぶのが楽しい」という経験は
多いですが,教員志望の大学生が〈学びに対する考えが変わる〉と
いう経験は,まだまだ少ないような気がします。大学の授業って,
本当につまらないですから…。そのことは,新規採用者が増えた最
近,とても強く感じます。
 私は,校内でも〈たのしい授業のネタ〉に関した〈校内瓦版〉と
いうものを発行しているのですが,「ちらっと,興味関心」をもつ
ものの,その後,劇的に〈授業に関する価値観〉が変わるものでは
ありません。その点,大学の講義で「たのしい授業」を一度でも経
験していれば私の瓦版も,もっと有効に新採者にも響くのになあと
思いながらこの記事を読んでいました。
 教員免許更新制を逆手に,もっともっと大学の講義で仮説実験授
業が行われることを期待しています。
◆2.創造性という名の呪縛
 模倣にこだわった黒田さんの美術プランの根本に触れたような論
文でした。改めて,板倉先生の書かれた『摸倣と創造』を読み返し
てみたいなあと感じる記事でした。
◆3.心から「たのしい」と思える授業を
 特別支援の授業記録が良かったと言うよりも最後の方に書かれて
いた三木さんの言葉が自分の心に響きました
 92ページ真ん中の段
〈わたしもあと4年半で… そして,子ども達とともに,自分も授
業を楽しみたい。それは後回しにしてはいけない。今この一瞬を共
に生きている目の前の子ども達と,できる限りの授業書をやろう〉
 そうだなあ…。残りの教員生活が,私とほとんど同じ三木さんの
言葉を胸に明日からの授業に臨みたいと思いました。
◆4.石墨を探して
 私も4年間,大学時代に北海道に住んでいたのものですから,懐
かしくこの記事を読みました。広尾は,「愛国と幸福駅」で有名に
なった広尾線の始発駅ですね。
 それはさておき,私も「石墨」を探してみたくなりました。それ
だけではありません。北海道の榊原さんが作った「錬金術」の授業
書に「ニッケルの話」が出てくるのです。
 その中に「クッパーニッケル」の話があります。銅によく似た金
属として発見されたニッケルの話。このお話をもう少し詳しく知り
たいなあと以前から思っていたので,ニッケルの原石をこの値で手
に入れたいと思いました。

●中西 康(三重,小学校)
◆黒田「創造性という名の呪縛」
 黒田さんが謝辞に書いてくださっていますが,数年前にこの元原
稿を読ませていただいています。
 それで内容はある程度知っているわけですが,このタイトルの刺
激的で挑発的なことに,胸がドキドキしています。
 さらに内容も,現在主流の図工美術教育の人びとが読んだら,ど
う感じるのだろうと緊張もしています。
 まずは,『たの授』読者の反応を聞きたいです。さらに,『たの
授』周辺,さらに,その周囲に・・・
 どんな感想を持たれたか,ぜひ聞きたいです。
 編集委員さんの職場やサークルの方々にも,読んでもらえた
ら・・・と思いました。
 長い長い長い美術の歴史の中で,「美術」が現在の美術の概念と
して扱われたのはごくごく最近。また,その歴史の中における,
「創造性の重視」という視点も,ごくごく最近。
……なのだとボクは理解しています。
◆由井「横顔の版画」
 中西「みんながたのしい切り紙の授業」No.319で,ボクは,切り
紙に横顔のシルエットを合わせる工夫を紹介しました。
 人間の顔の中身というのはとても複雑にできています。いろんな
パーツがあり,それぞれがいろんな形や色をもち,また,しわやほ
くろやひげがあったりします。
 それらを一切捨象して,輪郭線のみで顔を表す。そのことで逆
に,新鮮さやお洒落な感じを生み出すのだと思います。(「シル
エット」は,シルエットさんという人の名前が語源です。ヨーロッ
パで流行したようです)・・・そのシンプルさや無機質な感じが,
切り絵にも合うのだろうとボクは分析しています。由井さんの作品
も,複雑な要素を持った顔を,無機質にシンプルに表現すること
で,意外性やお洒落な感じを生み出しているのだと思います。マネ
できるというのが何よりいいです。
◆板倉「〈自分と違う意見を馬鹿にしない伝統〉を大切に」
 今の世の中に広めたいですね〜。数で押し通す現在の政治状況に
も呆れます。ひどいです。
 時勢に合った記事で,しかも『たの授』的にふさわしい,時勢へ
の合わせた方だと思います。

●岡本賢司(徳島・小学校)
◆今月号のボクの一番は,「〈創造性〉とうい名の呪縛」(黒田康
夫さん)です。
 この論文を読みながら,まず「創造の反対はなんだろう?」とい
うことがボクの頭に浮かびました。それに対するボクの答えは〈破
壊〉なのですが,今の学校では「創造の反対は〈模倣〉」ととらえ
られているのだろうなあと感じることがたくさんあります。そし
て,学校〔社会)のなかにある「真似はいけない」という文化が,
結果的には〈創造性〉やオリジナルな仕事を尊重することができな
い文化を生んでいるのではないか,という気がします。
 ボクは,仮説実験授業に出会って,人の実践からたくさんのこと
を学ばせてもらい,その真似をして毎日の授業をしてきました。そ
もそも,仮説実験授業をすることは,「きちんと真似をする」こと
を抜きにしては成り立ちません。そして,真似をし続けてきた結
果,真似をしない人たちにはなかなか難しい子どもたちから「たの
しい」「もっとやりたい」と評価してもらえる授業を実現すること
ができています。
 この連休明け,《宇宙への道》で校内の研究授業をします。授業
後の研究会で「真似をすること」の大切さについても話ができると
いいなあと考えています。
 これまでに何度か黒田さんの講座を受けてきましたが,その作品
のできばえに感心することに合わせて,黒田さんの授業に対する思
いや考えと姿勢,そして一つひとつの出来事(子どもたちがうまく
いかないことなど)への対応について,いつも感動させられてきま
した。今回の論文も,スッキリと自分の頭に入りながら,自分の考
えをふくらませてくれるステキな文章でした。
◆あとは,〈自分と違う意見を馬鹿にしない伝統を大切に〉(板倉
聖宣さん),
◆「石墨を探して」(和泉浩一郎さん)が印象に残っています。
 大きく後出しなので,今回は短めにしました。

●荒川康夫(埼玉・小学校)
 印象に残った記事は次の4つです。
小原茂巳さんの「学ぶ喜び」
 子どもたちがどういうタイミングで学ぶ喜びを知ることができる
かを,小学校のA子先生の話の,みどりちゃん・自ら担任した土橋
君・今教えている大学生の佳菜子さんのお話を通して伝えようとす
る小原さんのお話がよかったです。
 特に12年間理科がきらいだったという佳菜子さんの「もう理科
教育を受けられなくて,泣き出してしまった佳菜子さん」の話は刺
激的でした。
◆黒田康夫さんの「〈創造性〉という名の呪縛」
 技法の習得や表現方法が大事で,それをするには模倣をして学ん
でいくのが一番よい,表現は個性として現れるという理論が詳しく
書かれていました。
 今までの我々は子どもの自由な発想にとらわれ,個性的な表現を
させるにはどうしたらよいのかをばかり考えていました。「まねす
ること」がこんなに大事だということを追求するいい理論だと思い
ます。
 できれば,その模倣することの具体例を詳しく書いていただくと
よかったかもしれません。
板倉聖宣さんの「〈自分と違う意見を馬鹿にしない伝統〉を大切に」
 ときにわれわれは論理によって議論に勝とうとしたりします。い
わく「子どものために」「子どもたちの未来のために」「子ども第
一」・・・
 でも,それで勝ったとして,本当に子どものためになるんでしょ
うか。子どもたちのいい笑顔を見ることができるんでしょうか。
 論理に勝とうとしたら,論理のできばえだけを気にするだけで,
真理は何かを検証するすることができなくなります。そこを板倉さ
んは「真理は実験で決まる」,それまでの意見はそれぞれの個性的
意見として尊重しなければいけないと言っています。相手の意見を
馬鹿にするというのは,多数派がよく陥るものです。相手を馬鹿に
すると勝ったような気になるのです。
 「なんとなくそう思った」という意見でも,「そういう意見もあ
るのか」と尊重しなければなりません。でなければ,討論そのもの
に参加する意欲を失ってしまうでしょう。
 「間違いだ」と思われる意見でもバカにしないで尊重する。これ
は議論を進める上でとても大事なことだと思います。
◆河上温知さんの「「ヨタカ」を見た!」
 「おたよりのページ」ですが,この発見記録がとても印象にのこ
りました。夜行性の鳥のようで,昼間は苦手なようですね。動き方
も「地表をバタバタしながら逃げていく」のでは,するどい感じが
全然しませんね。それで宮沢賢治はこの鳥を選んで「よだかの星
を書いたのですね。ぼくもほんものを見たいと思いました。

●中村 文(福岡・小学校)
◆〈自分と違う意見を馬鹿にしない伝統〉を大切に(板倉先生)
 すごくよかったです!!夏の大会講演が9月号に出ることにびっ
くり!!しました。内容がとってもよかったです! 特に「間違っ
た意見」も馬鹿にしないと,反対派も認める事実をもとにという見
出しのところがとても好きです。特にp.105の
──仮説実験授業のこれまでの伝統は,相手を馬鹿にしたり,間
違った子ども達を馬鹿にするという事を一切やりません。たまに子
ども達は,「議論では圧倒的に少数派で負けて,しかも実験でも負
けてかっこわるくて」という連中を尊敬する事もあります。それ
は,自分の信じるところに従って最後までがんばった友達の姿に感
動することがあるからです。そういうことは,誘導や,押しつけが
当たり前の普通の授業では起こらないことです。───
という部分を読んでいて,クラスの子達の様子が頭の中でぶわーっ
と広がった感じがしました。
 イメージできるんです。そうなんですよ。こんな感じなんです!
仮説をしている時って!!
 また,資料の中に
──敗戦直後の日本人は「無謀な戦争をした」と思っていたけれど
も,「戦争中に戦争に反対した人達は威張っていた。少なくとも自
信を持っていた。反対に戦争に動員された人達は「バカにされても
仕方がない」という感じがあった」──ということも,すごく気に
なりました。
 板倉先生が書いているように,私も「日本人は間違っていた」と
思うのではなく,どこで戦ってきたのか? どのくらいの人が亡く
なったのか? というデータや事実から戦争を受け止めることが必
要じゃないかな?とおもいます。昨年,二階堂泰全さんの講座で
《日本の戦争の歴史》を受けたのですが,すっごくわかりやすかっ
たですもん!
 で,今のこのご時世。私の中で,どうしても「この先,日本は大
丈夫?」という不安が拭えません。実際に,社会の授業で,子ども
達からも「僕たち戦争に行かないといけないんですか?」とか聞か
れましたし・・・。
 でも,賛成・反対それぞれの意見があるんですよね・・・。今
回,安保法案のニュースや情報を見ていて,私のなかでは「強引な
決め方をしていてとても嫌な感じ」という印象だったんですけれど
も。でも,他のニュースやネットを見ていると「早くこの法案成立
を!」という人達の声もあって・・・。
 その両方を見ていて「今回の決め方じゃなく,もっと違う決め方
があるんじゃないの? 衆議院解散するとか? 私たちの声は届い
ているようであまり届いてないのかも?」など,いろいろ考えまし
た。
 とにかく,とてもタイムリーな資料で読んでいて「そうそう!そ
う思う!」と納得しながら読ませてもらいました。
◆〈真理は○○で決まる〉アリがタイなら倉庫271(山田さん)
 東京下町大会の板倉先生の講演,今回の板倉先生の資料と同じ部
分ですが正男さんの資料もとても良かったです。
 「多数派が少数派を馬鹿にするという形で展開したら自分の考え
方を変えませんよ」・・・これは本当にそうだな〜って思います。
職場でも同じことがありますもん。いろんな方々の立場もあるわけ
ですしね。
 じゃあ,自分はどんな風に職場で過ごしているかな?と思うと,
少数派であるときも,自分の意見を言っていることがあるなぁ(言
えるようになった?気がします)。
◆心から「たのしい」と思える授業を(三木さん)
 読んでいてとってもおもしろかったです!!授業の様子がたくさ
んイメージできて,楽しく読むことができました。生き生きとして
いる子ども達がとても可愛いかったです!!特に問題3!!読んで
いて,わくわくしていましたもん。私の予想はもちろんイにしてい
ましたけど(みんなもイでしたけど),パスをしながら袋が膨らん
でいく様子を読んでいて,子ども達がドキドキしたり結果を見て喜
んだりしたことが伝わってきました!
 子ども達も,50分をとても楽しく,集中して授業に取り組んで
いたんじゃないかな?と思います。確かに楽しい事があると,すっ
ごく集中しますもんね★
 また,p.90に書かれている「子ども達の発言や反応に鈍感な自
分を発見」というのは,私もそう感じたことがあるし,これって授
業記録を書いているとそういう風に感じますもんね!
◆学ぶ喜び(小原さん)
 理科が大の苦手で,第一希望の「小学校の先生」をあきらめて
「中学校の先生」の道に傾きかけていた佳菜子さん。そんな佳菜子
さんにとって,「学ぶ喜び」を与えてくれた小原さんの理科教育の
講義がとても楽しかったんだ!と思います。
 最初から苦手意識がある講義って,もともと「嫌だ」という気持
ちからスタートして講義を受けますもんね。佳菜子さんの席が一番
前で「終わった」と思った感想を読んで,すごく気持ちわかりまし
た。私も嫌な講義や研修は後ろに座っていますもん。時々,出張で
席が決まっていたときには,「げー。寝られんやん!!」とげんな
りしますし。また,それが一番前になってたときのモチベーション
の低さといったら!佳菜子さんの気持ちすごくわかります。
 でも,そんな佳菜子さんが,実際に講義を受けて楽しい!と思え
た事ってとてもステキな経験じゃないかな?と思うんです。
 個人的な話になりますが,私,学校が楽しくて先生になろう!と
思ったんです。でも,振り返ってみると,やっぱり楽しい事が毎日
あった訳じゃなかったと思うんです。といっても何があったかは,
忘れているんですけれども・・・。
 でも,全部が楽しい訳ではないけれども,きっとどこか何かが楽
しかったんだと思うんです。私にとってはそれは必ずしも,「楽し
い=授業」というのではなかったと思うんですけどね。
 でも,この楽しい!という経験ってとても大きいなぁって思いま
す。「もっと楽しい事をしてみたい!」というやる気にもつながる
というか・・・。特に,佳菜子さんは苦手だった理科の授業が楽し
いってなって,「学ぶ喜び」を実感できたんだと思います。苦手
だった理科が,好きになった!という経験ができるのってすごいで
すよね〜。
 仮説って大人も子どももたのめる授業だし,今月号の板倉先生の
文章に「仮説実験授業はどんな子ども達も十分納得できるような教
育システムを作ってきた」と書かれてありましたが,子どもも大人
も十分に納得できる授業だなと思います。

●早川秀樹(広島・小学校)
小原茂巳「学ぶ喜び」
 仮説実験授業の素晴らしさを伝えている小原さんがとてもステキ
に見えます。ボクも子どもたちや,サークルの仲間に伝えてきたけ
れど,今はなかなか行き詰まっています。ボクの人生のど真ん中に
ある仮説実験授業をなかなかデキないとつらいものです。せめて若
い人に伝えられたらいいなと思っているのですが……。「先生,そ
の授業の1時間のめあては何ですか?」と聞かれて,話に詰まって
しまったボクです。テストも楽しんでいる小原先生の授業,やっぱ
り最高ですね。その小原さんの元で学んだ若者が,教育現場の悪し
き習慣や押し付けにつぶされずに,笑顔で過ごしていけることを願
うばかりです。
◆二宮聡介「グラデーションで描くジュース・秋の風景」
 やっぱりすぐに模倣できる図工の授業って魅力的だし,きっと現
場でも必要とされているのだと思います。教科書を見ても,どう指
導して,どうやって模倣すればいいのか分からない教材ばかり。こ
ちらのヤル気が起きないので,子どもたちだって困っています。
 それに引き換え,この授業や黒田さんの授業プランは,すぐに模
倣できるのが魅力です。そして子どもたちも満足できる作品ができ
るという保証があります。そこが重要です。作って持って帰って
も,すててしまうようなものや,持って帰りたくないものは,本当
にやる価値があるのかと思ってしまいます。
 この授業を早速模倣して,子どもたちと楽しみたいと思います。
子どもたちもきっと喜んでくれるような気がします。
◆黒田康夫「〈創造性〉という名の呪縛」
 黒田さんのこの資料は以前にも読んだことがあります。それに,
黒田さんの授業プランはどれも完成度が高く,ボクもたくさん使わ
せていただいています。木版画も絵刻字も切り絵も木彫コースター
もクラスで取り組み,どれも子どもたちには好評でした。ただ,学
年の先生に理解してもらうのは,なかなか難しかったです。
 でも,半信半疑で一緒に切り絵に取り組んでくれた先生が,「先
生,この作品は題材は同じでも,子どもたち一人ひとりで作品が本
当に違うからステキだね」と言ってくれました。その先生は次の
年,一緒に絵刻字にも取り組んでくれました。
 黒田さんのおっしゃる,同じ絵を模倣しても,個人の違いが出て
しまう,それは取り組む題材の良さからもうまれてくるものだと思
います。仮説実験授業のような安心感を味わえる図工・美術の授業
は,黒田さんのプラン以外に,ボクはまだ知りません。これからも
子どもたちに満足感を感じてもらえる黒田さんのプランを使ってい
きたいと思います。
◆七里夫妻「into the wild」
 最終回ということで,とっても寂しいですが,最後もとっても読
み応えのある,というか思いがギュッと詰まった文章で,感動しま
した。
 学校にいると,たくさんの矛盾を感じます。これまで突っ張って
やってきた僕だけれど,今年ばかりは様子が違います。「普通の先
生の感覚」を押し付けられて,それをまた子どもたちに押し付けて
しまいそうな自分が怖くて仕方ありません。
 ボクが教師になろうと思ったのは,七里君の感じたように,仮説
実験授業が学ぶ楽しさを教えてくれたからです。それを伝えるため
に先生になりました。でも,それが出来ないもどかしさ。
 ボクが楽しいと思ったことを正直に伝えたい,楽しくないことは
子どもたちに押し付けたくない。
 でも,いろんな方の文章を読むと,悩んでいるのは自分だけじゃ
ないことに気がつきます。それはとても心強いというか,自分も頑
張らなくちゃとか,何かいい知恵はないかな?という気持ちにさせ
てくれます。
 順風満帆に歩んできた仮説人生だけれど,ここで苦難が待ってた
んだなと開き直ってやっていきます。七里君の文章に毎月励まされ
ていました。また西尾で呑む日を楽しみにしていたいと思います。

●藤井幹二(大阪,小学校)
◆真っ先に興味を持ったのは,日吉さんの「ほんのりシュワっと炭
酸ゼリー」。
 常温で固まる“寒天”に目をつけたのが素晴らしい! 記事を一読
していても立ってもいられなくなって,材料を買い求めました。
 ……しかし! 僕の近所には小さな小さなAコープがない! だ
から,このものづくりのメイン材料の「Aコープ寒天ゼリーの素」
は,あるにはあるのだが,グレープ味しかない(90gで108円)!
で,日吉さんが紹介されている味〈クール〉はない。
 もう一つ紹介されている「寒天ぱぱカップゼリー80℃」は大き
なスーパーで売ってました。値段が明らかに高いので,教室でする
には二の足を踏みます。
 日吉さんが紹介されている「A コープゼリーの素」が625g入り
で800円ほど,というのが値段的に魅力。遠いところに大型のA
コープがあるので,この連休に行ってみます。
◆あと,黒田さんの「〈創造性〉という名の呪縛」もよかった。板
倉さんの本からの引用で「創造性というのは,これまでの人類の財
産に新しい財産を加えることだ」にハッとしました。


編集委員ではありませんが
●田辺守男(埼玉・中学校,理科)
◆小原さんの「学ぶ喜び」は,素晴らしい内容でした。A子先生の
みどりちゃん,中学生の土橋君,大学生の佳菜子さん。現在のみど
りちゃん→過去の土橋君→未来の先生となる佳菜子さん,の三人が
バトンリレーのように,三人三様の学ぶ喜びを小原さんが繋いでく
れました。読後の感動が大きく広がる作品ですね。

●松田心一(鹿児島)
◆今月号はページを裏表紙側からめくり始め,すぐに「アリガタイ
なら倉庫」〈真理は〇○で決まる〉から読み始めました。末尾の
「多数派が少数派をバカにするという形で展開したら,自分の考え
方を変えませんよ」の板倉さんの言葉にとてもとてもガッテンした
のでした。そのまま後ろからページをめくっていくと,板倉さんの
「〈自分と違う意見を馬鹿にしない伝統〉を大切に」が目に留まり
ました。読み始めると,先の「アリガ〜」と同じであることに気付
き,〈エー,なんで?〉と思いながら読み進めていると,末尾に
〔編注〕が記されていてナットク!でも,同じ月号でほとんど同じ
内容のものはナイホウガイイです。だって板倉さんの提言や主張,
論点などはとても幅広いものが多いので,同じ月号ではもったいな
い気がするからです。これって〈同一月で内容の重複がおきないよ
うな統一性〉を考えての編集していないのかなーって,疑問を持た
せかねないのではありません? それに板倉さんの原稿に関する箇
所で,前者では「30年」で,後者では「40年」。初めに前者を読
んだとき,とっさに〈これ40年!〉と気付いたのですが,後者で
そうなっていたので,ホッとしましたが…。
◆でも,後者の板倉さんの講演抄もとてもよかったです。仮説実験
授業をやっていると,世の中のことはほとんどが真理は論争で決ま
ることに気付かされ,その間違いを認識するようになります。私は
このことに気付けたことに,仮説実験授業をやってきて本当に良
かったと思うのです。ガリレオの二大著書でもそうなっていないこ
とを知れたこともよかったです。これまでこの二大著書を読んだこ
とがないものですから。そして「敗戦後の日本の学生運動は〈戦争
に加担した人たち〉を馬鹿にするような話から進むことが多かっ
た」ということと,『日本の戦争の歴史』ではそういう展開になっ
ていないことを知ることができ,とてもとても自分が賢くなりまし
た。本稿を読んでと ても学ぶことができ,その喜びを味わうこと
ができました。
◆「学ぶ喜び」でいえば,小原さんの記事もとてもよかったです。
A子先生のみどりちゃんといい,小原先生受け持ちの大学生の佳菜
子さん−土橋君のことは小原さんの著書より存じておりました−。
女子学生さんが泣きながら学ぶ喜びを語るなんて,授業内の「理科
教育」がよいのはもちろんでしょうが,小原さんのお人柄にもよる
のでしょうか。「サスガ,小原さん」です ね。とても感銘を受け
ました。
◆3月まで育休代替で勤めていた中学校の全校集会で,剣道の高段
位者である教頭先生が「剣道から学んだ一番のこと」として「守・
破・離」について話をされました。日本の芸事でも言われているこ
とは聞いていました。それで黒田さんの「〈創造性〉という名の呪
縛」を読みながら,「模倣が生む創造性」について黒田さんの指摘
にまったく同感する一人です。ルネサンスの職人の世界の徒弟教育
(日本でも伝統芸能・伝統工芸ではそうなのではないかと思うので
すが)について学びなおす必要があることをかんがえずにはいられ
ませんでした。板倉先生の本の紹介にも驚きました。
◆歌の文句ではありませんが「一瞬の今を千秒にも生き」られる
(いえ,一生かもしれませんね)仮説実験授業のすばらしさを改め
て報告してくれた三木さんの「心から〈たのしい〉と思える授業
を」もステキな中身が散りばめられていて,心打たれました。三木
さんが3名の中学生の個性を1年目でありながらとてもよく掴んで
おられたことに感心しながら,仮説実験授業を通してさらにいっそ
う彼らの個性と素敵さを学んでいかれる姿に心酔いしれました。
「授業記録をかいてみて〈子どもたちの発言や反応に鈍感な自分〉
を発見してしまったこと」や「子どもたちの発言内容を授業中は十
分に理解していなかった自分に気付かされたこと」は,私も何回と
なく経験したことです。そして自分が高まっていくことを学べる授
業の記録に,教師養成の要諦があるように思えています。
◆七里さんご夫妻の「Into theWild」ももう終わりなんですね〜,
サビシイナ〜。毎号とてもおもしろく(失礼?−笑−)たのしく読
ませてもらいました。今月号で特に,今の学校が子どもの(そして
教師たちの)多様な生き方を奪っていること,世界の美しさは多様
性によること,同化ではなく異化こそが大事,などのご意見にとて
も同感する一人でした。これからもますます個性的に生きてくださ
ることを期待します。今の教育界には必要な生き方であり,ご意見
だと思います。

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