〔仮説社PublicRelations〕No.76

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〔仮説社PublicRelations〕No.76
2011年3月17日
http://www.kasetu.co.jp/
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★目次★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

地震
☆新刊!
☆新製品続々入荷
☆1年生と読んだ絵本たち 扇野剛 第13回

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地震
3月11日午後,仮説社でも大きな揺れを感じました。
立っているのがむずかしいほどの揺れ。思わず手近の扇風機を握り
しめていました。その後,続々と報道される津波原発の被害状況
に,胸がしめつけられる思いです。
被災された方々には,心よりお見舞いを申し上げます。

出版界もこの巨大な災害の影響を受けています。
『たのしい授業』の本文の紙は,実は石巻宮城県)の工場で製造
されたものを使っています。
その石巻の工場が,地震津波の影響で稼働できない状況だそうで
す。
『たのしい授業』の用紙も,今後どうなることか。
電車の運休もあり,一部社員が通勤できないということもありま
す。

☆新刊!
本日,「たのしい授業」編集委員会編『たのしくドリル・マッキー
ノ』(税込み1680円)を刊行しました。
『たのしい授業』臨時増刊として発行したものの単行本化です。
マッキーノは,ビンゴゲームを利用したドリル法です。子どもたち
から大人気のドリル法です。
ぜひ,この機会に試してみてください。
ほかにもすぐに役立つドリルをたくさん紹介しています。

また,4月3日に,『たのしい授業』4月臨時増刊号「たのしい授
業プラン 作文・毛筆」を刊行します。
216ページ+口絵2ページで,税込み1260円です。
『たのしい授業』に掲載された「作文・毛筆」関係の記事を集めた
ものですが,新原稿も入っています。

☆新製品続々入荷
(ホームページ未掲載です。メールでご注文ください)
「ストロボアニメーション」が入荷しました(税込み2100円)。
円形の紙に絵が描いてあります。その紙を回転させ,ストロボを当
てます。すると,見事なアニメーションを見ることができます。
『たのしい授業』4月号でも紹介します。

「石橋型積み木」も入荷しました(税込み3150円)。
長さ20㎝ほど,木製です。小さな模型なので,人が乗ることはで
きません。石で長い橋を作ろうとすると,石の重さで橋自身が落ち
てしまいます。そこで,石をアーチ型に組むと,頑丈な橋を作るこ
とができます。そんなアーチ構造の強さを,この模型で見ることが
できます。板倉聖宣『アーチの力学』(仮説社,税込み2100円)
も,ぜひお手元に。


東北の一部はご注文をいただいても,お届けできない場合がありま
す。
また,北海道は配送に1週間ほどかかる見込みです。
その他の地域の方々には,通常通りお送りできます。
ぜひどしどしご注文ください。

☆1年生と読んだ絵本たち 扇野剛 第13回
小学1年生と読んだ絵本を少しずつ紹介していきます。

●宮川 ひろ:作,林 明子:絵
『びゅんびゅんごまがまわったら』(童心社,1982年)
みんなが大好きな遊び場で,けが人が出て,遊び場が閉められてし
まいました。こうすけたちは,遊び場の鍵を開けてもらおうと,校
長先生のところにお願いに行きました。ところが自称あまのじゃく
の校長先生は,ただでは開けてくれません。「びゅんびゅんごまが
まわったら」と条件を出すのです。そこからこうすけたちと校長先
生のバトルがはじまります。もちろん,読んだ後の図工の時間に
びゅんびゅんごまを作ります。

少し長い話だけど,しーんと聞いてました。そして本が終わって,
「ということで,今日図工で,びゅんびゅんごまを,もちろん作り
ます」というと,大興奮。楽し〜。そして案の定子どもたちは,
びゅんびゅんごまに苦戦しつつ,一日中回しまくっているのでし
た。

●アン・マクガバン:作,木坂 涼:訳,シムズ・タバック:絵
『やかましい』(フレーベル館,2008年)
ちいさなふるい家に住んでいるおじいさんは,ベッドの音や,床の
音が気になって,ちっとも眠れません。そこでね,物知り博士のと
ころに相談に行きました。すると,博士のアドバイスとは……。最
後までボクもだまされていました。なかなかギャフンと言わされま
すよ。ハハハ。

繰り返しの話なのですが,繰り返されていくとだんだん楽しくなっ
ていきます。こういうのが,絵本の楽しさですね。最後のオチはど
うかなと思ったけど,子どもたち曰く「わかった」とのことです。
信じましょう。


●クレシッダ・コーウェル:作,
 まつかわ まゆみ:訳,ニール・レイトン:絵
『そのウサギはエミリー・ブラウンのっ!』(評論社 ,2008年)
おばかでわがままな女王陛下は,エミリー・ブラウンの灰色のウサ
ギ,スタンリーがお気に入り。あの手この手で自分のおもちゃにし
ようとたくらむけれど,エミリーに相手にもしてもらえません。そ
こで、強攻策にでます。さてさていったいエミリーのウサギの運命
は。とにかく独特の世界観で飽きずに読めます。ぶっ飛んでいる感
じがサイコーです。しかも,愛の話だし。オススメです。

こちらの思惑ほど,うけなかった感じ。ただ、「エミリー・ブラウ
ン」っていう名前は心に残ったようで,読み終わった後も,意味な
く連呼してました。ハハハ。1年生は愛らしいのです。<><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><>><><><>