〔仮説社PublicRelations〕No.115

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〔仮説社PublicRelations〕No.115
　2012年９月24日　　　　　　　　　http://www.kasetu.co.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★目次★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

☆重版，新刊，新商品のお知らせ

☆☆１年生と読んだ絵本たち　扇野剛（通称，おぎ）　第30回

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

　なんだかようやく秋らしくなりそうな今日この頃ですが，みなさ
まお元気にお過ごしでしょうか。季節の変わり目は体調を崩しやす
いですから，お気をつけ下さい。

☆重版
板倉聖宣・山田正男『固体＝結晶の世界』（税込2100円）の
増刷ができました。

☆新刊
宮地祐司『サイフォンの科学史』を編集中です。
ほとんどの辞書には「サイフォンが動くのは大気圧が原因」と書か
れています。しかし，大気圧がないところでもサイフォンは動くの
です。その間違いの歴史を科学史的に解明します。
授業書《水分子の鎖とサイフォン》も収録します。９月初めに新潟
で授業書の検討会を行ないました。その成果を反映するため刊行が
遅れています。11月末までには刊行する予定。遅れてすみません。
予価1890円。

☆『たのしい授業』11月臨時増刊号（No.400号）
11月臨時増刊号「読み書き計算＋分子模型」を11月３日に発売予定
です。なんと400号です。『たのしい授業』は，０号が創刊号です
から実質的には11月号が400冊目で，11月臨時増刊は401冊目。とも
かく400号はめでたい！　ただ今，編集中です。おたのしみに！
予価1260円。

☆新商品
・「手作り日光写真カメラ」が好評です。
紙製のカメラですが，レンズも感光紙（10枚）も付いていて，
なんと税込137円。
これなら，子どもたちにも買ってもらえるかな。

・「爆弾キューブ」が再入荷しました。
ケースの中に大きなサイコロが入っています。ケースを振ると，一
瞬でサイコロが小さなキューブに変身します。簡単な手品です。
税込840円。

・「煮干しストラップ」は，アルミ製の本物そっくりの煮干しのス
トラップです。税込777円。

・「煮干し箸置き」も，アルミ製の煮干し。大840円，小735円。

・「忍者えのぐ　２色セット」は紫外線で色が変わる絵の具です。
初めての方におすすめ。税込840円。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆１年生と読んだ絵本たち　扇野剛（通称，おぎ）　第30回

小学１年生と読んだ絵本を少しずつ紹介していきます。

● Daniel Torres：作・絵，ますだゆきえ：訳『TOM』
（ぬぷん児童図書出版，1997年，品切れ）
歯ブラシと旅行好きの恐竜トム。でも，本人は自分が人間だと思っ
ているから笑えます。トムは旅に出るときには島を漕いでいきま
す。そして今回たどり着いたのは，ニューヨーク。そこで大騒動
を引き起こして，しょんぼりしちゃいます。そこに現れた一人の
少年。そこからトムの人生は一気に……。素晴らしいイラストに
心温まるストーリー。オススメです。

　クラスに一人恐竜をこよなく愛している少年がいます。彼は「今
日は恐竜の本やで」と言うと大喜び。こんな風に「それぞれの子に
とってのスペシャルな一冊」を用意して読んでいくのもいいなぁと
思ったりしました。三学期にやってみようかな。
話は少し長いけど，とにかくイラストが綺麗だし，トムがなんとも
可愛いので，子どもたちは最後までしっかり聞いてました。そして
みんなで教室から見える海を見ながら，「ここにも来たらいいの
にね」と言いました。

● フランチェスコ・ピトー：作，ベルナデット・ジェルベ：絵，
栗栖 カイ：訳
『あぶないよ！』（ブロンズ新社，2002年）
いろいろとあぶないことを教えてくれる絵本です。そうなんだけ
ど，最初はまだ納得しますが，ぼちぼちと度を超えていきます。
「そんなやつおらんやろ〜」と言いたくなるのが，次から次へと
出てきます。毎年，子どもたちに人気の一冊です。

　子どもたちは最初は静かに見守っていたけど，その徐々に度を超
えていくのが楽しいようで，途中からはノリノリに。
このシリーズはあと二冊（同じ著者・訳者で『いじめだよ！』と
『きたないよ！』）。読んであげよう。きっと喜ぶに違いない。

●ジャンナ・ゼ・ヴィッテンゾン：作『ミトン』
（文溪堂 ，2004年）
ロシアのフイルムを絵本にした一風変わった一冊です。イラストで
はなく，写真で綴られ行きます。女の子はママに子犬を飼うのを猛
反対されてすっかり落ち込んでしまいます。すると，持っていた真
っ赤なミトンが子犬にかわって……。とってもココロ暖まるストー
リーです。しかも登場するぬいぐるみの愛おしいこと。なかなかの
秀作です。ところでミトンってなぁ〜んだ？

こういうぬいぐるみ系は女の子は大好き。なんとも独特な絵本だけ
ど，子どもたちは見入っていました。犬も好きだしね。ロシアっぽ
い？感じもなかなかいいです。<><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><>><><><>